プチ リフォームしました!

 築23年、この冬で24年を迎える我が家ですが、まだリフォームらしいことは何もしていないのです。
その間、庭の様子はずいぶん変わってきましたし、数年前には庭師さんに和の庭を」ずいぶん手直しして頂き、和の庭と芝のあるイングリッシュガーデン(?)の境目の生垣を外して一体感のある空間に替えて頂きました。

そして、いよいよ家のリフォームを!とはならないのが我が家です。主人に頼んで「プチ・リフォーム」をしてもらいました。大きな窓が3カ所もあるリビングダイニングの掃き出しの窓を壁にしてもらったのです。

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3年ほど前に主人と二人でリビングダイニングの壁のクロスを珪藻土に替えた時の達成感は結構なものでしたし、その時にウィスキーの樽に使用されたオークの板材で貼ってもらった腰板がとても気に入ってます。
大工仕事は主人にお願いして「壁紙は私が貼る」と豪語していましたが、のり付けや柄合わせ、おまけに貼る時の手際など結局2人3脚で「ああだこうだ」と言いながら貼りあげました。

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腰板がつながった事で、カーテンは残したのですが違和感はあまりないかな、と思っています。
壁紙は私の好きなウィリアムモリスで、と決めていましたが、いざ選ぶとなると難しいですね。結局、「ピンパーネル(るりはこべ)」に決めました。
いつも椅子に張ってもらっているモリス生地はカーテン生地のとてもしっかりした生地です。この壁紙が届いたときは、かなりがっかりしました。「こんなペラペラの紙で大丈夫かな」と。でも壁に貼ったら、何とか雰囲気が出ました。

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何か始めると必ず参加してくるねこのミーシャが早速登場です!それならと、たまには写真に入れてあげようとしたら、このごとくです。
壁の張り替え、ましてや「窓を壁に」とはなかなかいかないかもしれませんが、少しだけ家具の配置を変えたりするだけで、空間は思った以上にリフレッシュします。どうぞ「プチ・リフォーム」やってみて下さい。

今週いっぱい初夏のアンティークフェアもやってます。

9月の臨時休業のお知らせ

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9月2日(金)~12日(月)まで臨時休業致します。

娘たちが暮らすドイツに行ってきます。
夏限定のミュンスターのアンティークマーケットには間に合わなかったのですが、
クリスと娘が出かけて行ってアンティークアクセサリーやレース・花瓶などを丁寧に探して買い付けてくれました。
それらの小物を受け取り、クリスがコツコツと手直しをしているというドイツの古民家での暮らしぶりを見てきます!

前回のコンテナーで届いた椅子の張り替えも終わるころです。
ドイツからの持ち帰り品共々どうぞお楽しみに!

アンティーク椅子と暮らす2

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ベントウッドチェアやダイニングチェアより、優しい印象のサロンチェア。座面は少し低めのものが多く、小柄な日本女性にとっては座りやすいものが多いです。背のデザインに凝ったものが多く見られます。このマホガニーサロンチェアはシンプルなようでいて、繊細な彫りが施され、見ていて優しい気持ちにしてくれます。忙しい一日の終わりに、こんな繊細な椅子に座ってお茶を頂けたら「私って、幸せかもしれない」「明日は誰かに優しくしよう」と思えます!きっと!

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このサロンチェアの背には大変細やかな象嵌がはめ込まれています。職人の丁寧な手仕事に、見るたびに感心してしまいます。そして、100年たった今でもこんなに綺麗に残されているこの椅子に元気をもらえる気がします。

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サロンチェアはどれも優雅で毎日の暮らしにそぐわないような気もしないではないですが。
腰を下ろしてみるとゆったりと座り心地がよくていつまでも座っていたい気がします。
ずっと頑張ってきた自分に、或いは、今まさに時間との闘いのように頑張っている自分に、一日の終わりにご褒美の時間を作ってみるのはいかがですか。

アンティーク椅子と暮らす

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木に蒸気で圧力を加えて成型するという曲木の技法で作られたベントウッドチェア。曲木の特性を生かして様々なデザインが作られてきました。

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軽さと強さはベントウッドチェアの魅力です。毎日の暮らしの中で、玄関でちょっと腰を下ろして靴紐を直す・荷物を置くなど便利に使ったり、リビングの壁際にドールやテディベアを飾ってフォーカルポイントとして使ったり。勿論ふいのお客様で椅子が足りない時にはこのベントウッドチェアが活躍してくれます。

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上の写真は肘つきベントウッドチェア。座面が少し大きめです。座面部分をウィリアム・モリスの「ウィローボー」で張り、独特の落ち着いた雰囲気に仕上がっています。このしっかりと体を支えてくれる座り心地の良さ。毎日くつろぎの時間に座りたいと思わせてくれる椅子です。
 
 畳の部屋がどの家庭でもすっかり少なくなった現代の暮らしでは、椅子に腰を下ろさない日はないと思います。畳と障子、襖のある和の空間はとても魅力的ですが、膝や腰に不安があれば尚のこと椅子に座りたいものです。しかもふかふか沈むソファーではなく、しっかり体を支えてくれる椅子が疲れません。

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背のカーブが体にぴたりと沿って、見た目よりうんと座り心地の良いダイニングチェア。脚のバルボスのデザインが凝っています。

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上の写真の椅子はシンプルですが丁寧なつくりのダイニングチェア。質の良い材を選んで丁寧に作られた椅子。シンプルなデザインが生きた愛らしい椅子です。モリスデザインの「コンプトン」の生地が一層この椅子を魅力的にしています。

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ツイストの脚とハイバックのデザインが個性と落ち着きを部屋にもたらしてくれるダイニングチェア。
ダイニングチェアは毎日必ず座る椅子ですから座り心地の良さはもちろん大切です。その椅子が座って楽かどうかは一人ひとり違います。けれど、さすがに椅子の暮らしをずっと続けてきた国の椅子ですから、見た目よりもどれも座り心地が良いです。

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ただ、この椅子は折り畳み椅子(フォールディングチェア)ですからあまり座り心地は望めません。でも大変厚い無垢板の無骨さが暖かさを感じて好きです。

ガラスを抜ける光

ルネ・ラリック(1860~1945)は私の好きな作家です。
ジュエリー作家であったラリックは香水瓶の注文を受け、それを機にガラス作家となっていきます。
(現代香水商の祖と言われる香水商フランソワ・コティは1908年ラリックに香水瓶のラベルのデザインを依頼しますが、ラリックは自らが香水瓶そのものをデザインすることを提案したのです。)

ラリックは眼には見えない香りの魅力を瓶の造形によって表現しました。
個性ある一点ものの美しいジュエリー作品を手掛けていたラリックは、自身ののデザインしたガラス作品を量産できる製法へとすすんでいきます。

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アンティークガラスは一つずつ型を壊して取り出すので、一つずつに個性がありそれも大きな魅力ですが、ラリックの鋳型を利用した作品、テーブルウエアは一般の人々にも手の届くものとなったと聞いています。ガレやドーム兄弟の美しい芸術作品をパリ万博などで目にはしていたとしても、到底庶民の手に届くものではなかったかと思います。(1889年のパリ万博ではガレが、1900年のパリ万博ではガレとドーム兄弟がそろってグランプリを獲得しています。)
ラリックは一般の家庭に、美しいテーブルウエアを並べる喜びを届けた作家です。
そのプレス成型や鋳型を使ったガラス作品は、現在はラリック社として受け継がれています。
また一方でシール・ペルデュという技法で1点ものの作品も手掛けています。ロウで原型を作り、それを石膏の中に入れてからロウを溶かし流す。そうしてできた型に溶かしたガラスを入れて固めるという方法です。


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ガラスを抜ける光の美しさを表現したラリックの作品には、エミールガレやドーム兄弟の芸術作品とはまた違ったすがすがしさを、私は感じます。
写真の大皿は、水面に集まる魚や、その動きによってできる水の流れや泡、それらすべてに輝く光の美しさを見事に表現しています。

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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