夏の南欧家族旅行~アンダルシア編

ちょっと間が空いてしまいましたが、夏の南欧家族旅行最終編のスペインです。
ママがずっと見たがっていたアルハンブラ宮殿を見てもらう!という、今回の旅の最大の山場の一つです。
わたしたちにとっては二回目になります。

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マラガから上陸してコスタ・デル・ソル上を北上しながらグラナダに向かった先回とは逆で、今回はバルセロナから上陸、バレンシア地方などを通って南下しながらグラナダへ向かいます。

が、バルセロナからアンダルシアに入るまで、綺麗な景色を楽しむつもりが、思いがけず、延々と続く荒涼たる半砂漠地帯を走ることに。…そういえば、ワシントンの本に「スペインと言えば、さんさんと降り注ぐ太陽、地中海の幸、美しい白い家々を思い浮かべがちだが、実はこの国の国土の大半は荒涼としていて、人々は貧しく、憂鬱で、単調な風景ばかりなのだ」と書いてあったっけ。途中、食事の場所を探して立ち寄った小さな街々も、閑散としていてまるでゴーストタウン。くまなく車で走り回って、ついにレストランらしきものは一つも見つけられませんでした。

その後、バレンシア地方を通り抜け、ムルシアという街でやっと地元のデパート内のレストランで食事にありつけましたが、その後の風景も荒涼たるもので、時々現れる北ヨーロッパ人向けの別荘群も、建設途中のまま放置され、まさにここが欧州経済危機の震源地の一つだというのをまざまざと語っているようでした。

バルセロナを出発してから約10時間、もうすっかり暗くなってからグラナダに到着。アルハンブラ宮殿にかかる、新月直後の三日月よりも細い月が印象的でした。

翌朝、明るくなってから、ホテルの窓から外をのぞいてびっくり。

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すごい絶景。

ちなみに、ホテルはここです。

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アルハンブラ宮殿の目と鼻の先。ここに三泊します。
今回のママたちの部屋はジュニアスイートなんですが、寝室が若干ラブホ風?

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そして…待ちに待ったアルハンブラ宮殿。
同じ宮殿と庭ですが、夏と冬では全然違うようです。

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冬に来た時は修理中だったライオンの噴水も完成していました。

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ただ、池の水は冬の方が澄んでいるようです。

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両親も満足してくれたようだし、ここはもう、言うことなしです。

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夜にはホテルのバルコニーからこんな素敵な夜景が!

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ちなみに風呂もまずまず!

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アルハンブラの次の日は、本当はアルバイシンをぶらぶらもいいかなぁと思ったのですが、両親が「疲れて歩きたくないし暑い」というので、シエラネバダドライブに決定。

こちらはミネラルウォーター産地のランハロン。

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そして、スペイン最高峰の村、トレベレスで、一年半前に訪れた時にとても親切にしてもらった陽気なハム屋のおじさんと再会!一年半前はクリスと夫婦二人旅でしたが、今回は両親も一緒です。

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クリスが「一年半前にもここに来たんですよ」と話しかけても始めはさっぱり覚えていない様子だったおじさんですが、わたしを見た途端、「思い出した!貴女のことははっきり覚えている!」と大喜び。一年半前と同じように、アルプハラ産のおいしいハムとチーズを一杯サービスしてくれた上、ママとわたしに「幸運のお守り」として、馬の蹄鉄のペンダントをプレゼントしてくれました。「ここに来る観光客は、大抵一度限りで顔も覚えていないし、向こうも俺のことなんて覚えていない。こうして再会できたのは初めてだ。こんな所を二度も訪ねてくれたなんて、興奮して鳥肌が立った」と、片言の英語で一生懸命伝えてくれるおじさんに、わたしも感動。人生って本当に不思議。

「この村の一番美しい時期は秋だ。秋にはハムもチーズもワインも一番おいしい。次は是非秋に来てほしい」と、身振り手振りとつたない英語で伝えてくれるおじさんに、わたしもクリスも、次はスペイン語を勉強してから来よう!と思いました。スペインの最も山奥の村に、再会を待っている知り合いがいる…なんて、本当に人生の神秘のようなものを感じます。別れ際に、わたしの手を握り締めて「みんないい人たちだが、貴女が一番いい人だ!」と片言の英語で言ってくれたおじさん。お世辞でも、じ~んときました。

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スペイン・アンダルシアドライブ旅行~アルプハラとシエラネバダ国立公園編

(「スペイン・アンダルシアドライブ旅行~グラナダ編」の続きです。)
今回は最終回にして、この旅行の最大のハイライト、シエラネバダ山脈中のスカイライン征服です。
シエラネバダ山脈は、標高3000メートル級の山々が連なるアンダルシアの高山地帯です。ヨーロッパで最も南に位置するスキーリゾートでもあり、年中雪が積もっているそうなのですが、何せ裾野のグラナダ近辺がこの温かさ。一体どんな気候なのか、想像もできません。

今回のわたしたちの目的は、スキーではありません。
シエラネバダの絶景スカイラインを征服すること、そして、国立公園の大自然を満喫し、その懐に抱かれ、レコンキスタの時代から変わらぬ姿をとどめているという、山麓の白い村々を訪れること!

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本日も快晴、いざ、車窓はるかに聳えるシエラネバダへ向けて、出発進行!
シエラネバダのスカイラインは、心臓が弱い人は要注意の超上級者向けだとか。運転が得意なクリスも、腕が鳴ります。
車窓からは、早くもこんなに美しい風景が…

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時にはこんな風景も…

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一月だというのに、桜の花まで咲いてしまって、なんだか桃源郷のような雰囲気。
この牧歌的な風景に誘われて、ちょっと車を停めて寄り道してみました。

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こちらは野生のアーモンドの花。

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こちらは野生のオリーブの木。

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全部野生です。

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この他にも野生のいちじくやオレンジが、みんな手の届く所に実っていて、これらを食べ歩きしながら散歩しているだけでお腹がいっぱいになってしまいそうです。

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ここは本当に桃源郷?
再び車に戻って、しばらくドライブを続けると、シエラネバダ自然国立公園に入ったことを示す看板が見えてきました。

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この辺りの地域のことを、「アルプハラ」と言います。特定の街の名前ではなく、日本で言えば、「飛騨・高山」のような地域名で、この辺りの山中にある村々を指します。これらの白い村々は、元々はレコンキスタ時代にスペイン軍の追撃を逃れて来たイスラム教徒たちによって築かれた集落だと言います。
車窓から、今日最初の白い村、ランハロンの街並みが見えてきました。

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ここでちょっと休憩して、わたしはグラナダ名物、アルハンブラビールを…そして、運転手はオレンジジュース(笑)。
このアルハンブラビール、グラナダの地ビールなのですが、アルコール度数6%と、ビールにしては高めですが、とっても美味。是非、お勧めです。
また、お酒が苦手な人は、スペインに行ったらオレンジジュースがお勧めです。特にここ、アンダルシア地方はオレンジの産地で、その辺の街路樹がオレンジだったりするほどなので、どこで頼んでも、大抵果汁100%の搾りたて生ジュースを出してくれます。そしてこれがまた美味しいのです!
レストランでもバーでもインビスでも、メニューに載っていないことが多いのですが、頼めば必ずその場で搾って出してくれます。

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ランハロンの街を後にして、暫く走ると…

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自然にできたらしいこんな洞窟が!
面白そうなのでちょっと車を停めてみると…

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シエラネバダの自然の岩盤に、アルプハラの街並みを描いた作品を売っている地元の兄妹に出会いました。
二人はこの先の村、パンパネイラの出身で、お兄さんは大学に行くためにグラナダで一人暮らしをしているのだとか。休暇で両親のいるアルプハラに戻ってきているそうです。
若い人が、近隣の都市部に出て行くのは、日本と同じですね。

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わかりにくいですが、車窓から白く見えているのが、パンパネイラです。

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パンパネイラに到着です。

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今日はここでお食事です。
このレストランのテラス席、とても景色が良いのです。
既にかなり標高は高いはずなのですが、テラス席で、コートなしでも食事ができるほどの温かさ。
ちなみにここのお料理も、例に漏れず、とっても美味!

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パンパネイラの街はこんな感じです。

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山中で不便なためか、観光客はほとんどいません。わたしたちと、もう一組、イギリス人のカップルだけ。

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その他歩いているのは、みんな地元の人たちでした。

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本当に小さな街で、歩いていると、地元の人たちの日常会話がすぐそこで聞こえてきます。

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スペイン語のわかるクリスによれば…

「今日のお昼はどうするのよ?」
「あれ?おばあちゃんの所で食べるって言ったじゃないか。」
「そうだったの?じゃあ、チーズを持って行こうかしら。」
「お腹空いちゃったから、もう行こうよ…」

そう言って、これらの白い家々の一つから出て来た子連れの若い夫婦。わたしたちと同じ道を通って、向かいにある、もう一軒の白い家の中に消えて行きました。

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彼らにとっては、この通りも、自分たちの家の庭の延長のようなものなのかもしれません。そんな所に迷い込んできたわたしたち観光客…。でも、不審の目で見ることもなく、まるで昔から知っているご近所さんのように、にっこり笑って挨拶してくれました。

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右手に見えているのは教会です。

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他にも、聖人を祀るお社があったり、街の至る所に十字架があり、敬虔なカトリックの村という印象を受けましたが、アルプハラに、これらの白い村々を築いたと言われるイスラム教徒の面影は全くありません。住んでいる人々からも、「アラブ系」な印象は受けません。
イスラム教徒はどこかへ消えてしまったのでしょうか。それとも、長い年月の間に人の価値観も変わっていったのでしょうか…。

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パンパネイラを出ると、カピレイラへ続く道と、トレべレスへ続く道との分岐点に出ます。ここでガソリンを補充して、わたしたちは、トレべレスへ向かいます。

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この辺りは既にかなりの高山地帯になります。道は断崖絶壁のヘアピンカーブが延々と続き、場所によってはガードレールすらありません。

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気分はまるで空中散歩。鷹か鷲にでもなって山岳地帯をぐるぐる旋回しながら飛んでいるようです。

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この絶景を楽しむために、断崖絶壁に車を停めて一休み。

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その後も、白い村を幾つも通り過ぎますが、こんなところに住んでいるなんて、仙人か何かじゃないのかしら…。

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そうこうするうちに、やがて路肩にちらほら雪が見え始めました。

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そして…見えてきました!山の斜面に、雪と見まがう白い村、トレべレスです!

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トレべレスに入ります。

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実は、トレべレスって、高級生ハムやチーズの産地なんです。
シエラネバダの新鮮な水と空気と、そして高地に放牧されている家畜たちから取れる美味しいハム・チーズ。ふもとのグラナダでも、スーパーではこんな光景が…

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左の商品棚、全て生ハム!日本だったら、○万円くらいするものもあります。ちなみに右側の棚にあるのは全てオリーブオイル。灯油缶?ほどの大きさのあるボトルもあります。いかにもスペインらしい光景です。

クリスが「スペインに行ったら、ハムとチーズを絶対買って来なきゃだめだ!」と、ドイツの旅のプロに聞いたらしく、わたしたちも、ここでハムとチーズを買うことにしました。

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ここのお店、観光客用のおみやげもあるのですが、絶品な地元のハムやチーズも売っています。
そして、お店のおじちゃんがとっても親切でおもしろいのです。

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「試食するかい?」と、商品のハムとチーズを太っ腹にいっぱい切って、大皿を作って持ってきてくれた上、食べきれなかった分は「ドライブ疲れるだろ?おやつにどうだ!」と、綺麗に包んで持たせてくれました。
「お前さんたち、どこから来た?」と言うので、「ドイツと日本です。」と言うと、ドイツはスルーで「日本か!そんな遠い所からわざわざ来たのか、それはいい!」と大喜び。
帰り際に、クリスと普通の握手を交わした後、わたしが手を差し伸べると…「こんな田舎町にわざわざ来てくれてありがとう!」と、クリスの目の前でギュッと抱擁、しかも頬にチュッとキスまで。こういう挨拶、ヨーロッパではよくあるのですが、初対面の人にするのはまれです。傍で見ていたクリスもノリのいいラテン紳士に思わず笑顔。

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トレべレスの街は、何か特別な目玉のある観光地というわけではなく、地元の人からしたら辺鄙な田舎町といったところなのかもしれません。わたしたちが訪れた時は、観光客は一人もおらず、時々歩いているのは全て地元の人々。観光で生計を立てているというよりも、地元で取れる高級なハム・チーズなどを麓の都市部に卸し、地味だけれど、のどかに暮らしているというった風に見えました。

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それにしても、不思議な気候です。すぐ傍には雪山の山頂、街にも所々雪が残っているのに、コートを着ていなくても歩ける温かさなのです。絶景の中を空中散歩しながら、「こんな所に本当に人が住んでいるのか?」と不安な気持ちになりながら、やっと辿りついたそこは、真冬の雪山なのに桜などの春の花が咲き乱れ、小鳥がさえずり、食べ物は美味しく、人は優しく、平和でのどかなまるで桃源郷です。

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トレべレスを出て、更に先へ行くと、道はいよいよ険しくなっていきます。
カーナビを麓の「グラナダ」に設定しているにもかかわらず、更にぐんぐん登っていきます。ここまでの道なんて、序の口だったようです。
見てください、この、断崖絶壁!

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ガードレールなんてありません(笑)。その代わりにある頼りない低い石壁も、所々崩れ落ちています。

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車窓から見えるトレべレスの街が小さくなっていきます。

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トレべレスの街、最後の雄姿です。

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そしてついに山頂に到達!
もちろん、シエラネバダの最高峰はもっともっと高いですが、とりあえず、麓からずっと登って来たスカイラインの頂上です。

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折角頂上に着いたので、車を停めて、しばし散策。

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遠くの方に、夕闇に沈む白い村が見えます。

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山を下り、先ほど見えていた白い村へ…

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トルビスコンという村のようです。

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ここはもう全く観光地ではありません。観光客用のお土産屋さんなど一軒もなく、地元の人たちの普通の生活があるだけです。暗くなってきてしまったので、ここで地元のバル(スペイン風飲み屋)に入って、一服することにしました。

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ここのバル、チョコレートが名物なのか、様々な種類のチョコレートだけのメニューまでありました。長旅で疲れたわたしと、まだまだ長い運転が待っているクリスには、熱いチョコレートは打ってつけ。ということで、注文したホワイトチョコレート、濃厚で実に美味でした。クリスはビターチョコレートにオレンジシロップの入ったものを注文、こちらも、美味。

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バルを出ると、もう日は落ちていました。それなのに、わたしたちはまだ山頂付近、シエラネバダのど真ん中です。断崖絶壁のヘアピンカーブを延々と暗闇の中、下って行かなければなりません。
一つ良いことは、ヨーロッパの自動車道の例に漏れず、スペインの道路にも全く街灯がないので、車窓から断崖絶壁が見えない(から怖くない)ということ(笑)。

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こんな道を、時速80キロくらいで走っているというのに、驚いたことに、後ろから来る地元の人たちの車が次々抜かしていくということ。
クリスはスリル満点のこのドライブ、とても楽しかったようですが、わたしには少し心臓に悪かったような…。でも、高い所が好きな嫁と、運転が好きな旦那なので、シエラネバダドライブはとても良い選択でした。

帰りの車の中で「まさかわたしたちが、二人だけでシエラネバダまだ言っちゃうとはね!」と話しました。全てが期待通り、いや、期待以上の、最高のスペイン旅行でした。
温暖な気候と美味しい食べ物と優しい人々に癒されました。
そして何より、夫婦の絆も、より、強くなりました。

これでまたしばらく、寒いドイツで頑張れる気がします。
ありがとう、ズペイン!

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スペイン・アンダルシアドライブ旅行~グラナダ編

(「スペイン・アンダルシアドライブ~太陽海岸と白い街編」の続きです。)
グラナダに着いたのは夜でした。

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これは、アルバイシン地区と言われる旧市街です。

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中世のムーア人統治時代のイスラム風建築様式が残っています。
そのせいか、夜のアルバイシンは、どことなく幻想的で、怪しげな雰囲気を醸し出していますが、治安自体はとても良かったです。スペインと言うと、治安が悪いイメージがありますが、グラナダに関して言えば、わたしの感覚ではベルリンよりもよっぽど安全に思われました。バルセロナやマドリッドなどの大都市はまた違うのかもしれませんが、グラナダの街、クリスと毎日繁華街や裏路地を歩きましたが、怪しげな人とすれ違うことは一度もなく、むしろ、ベルリンの地下鉄や市電の方がよっぽど怖いです(笑)。

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さて、アルバイシン地区、日中見ると、こんな感じの街並みです。

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オフシーズンなためか、観光客はほとんどいません。

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丘の上には、今日のハイライト、アルハンブラ宮殿が聳えています!

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アルバイシン地区からアルハンブラ宮殿へと続く小道、振り返ると…

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アルバイシンの白い街並みが見えます。このアルバイシン地区と、アルハンブラ宮殿、どちらもグラナダの世界遺産です。
では、いよいよ宮殿の中へ…

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ところで、アルハンブラ宮殿の中に入るには、チケットを事前にインターネットで予約しておいた方が良いとのこと。当日、宮殿入口にあるCaixa Bankという銀行のオートマで、決算に使ったクレジットカードを入れて指示に従って操作すれば、予約した分のチケットが出てくることになっています。…が、言われたとおりにやってもうまくいかないのはヨーロッパの常(笑)。

わたしたちも、二人分のチケットを予約したのに、出てきたのは一人分のみ。仕方がないので受付のおばちゃんの所に行ったら、このおばちゃん、英語は一言もしゃべれないそう。…まあ、日本でも観光地の受付で英語が通じないのはよくあることですが、クリスがスペイン語を話せなかったらどうなっていたか…。

クリスのドイツ語訛りのスペイン語と、おばちゃんの早口のアンダルシア訛りのスペイン語のやり取りでお互いてこずっている間、予約なしで当日券を買ってさっさと入場して行く人たちがするすると横をすり抜けて行く…!なんだ、かえって予約なんかしていなかった方が早かったかも!?…でも、夏などの行楽シーズンは混雑するそうなので、予約しておいた方が確かなのだとは思います。ただし、おばちゃん曰く、「こういうふうにオートマが故障することはよくあること」なんだとか(汗)

クリスのたどたどしいスペイン語のお陰で、無事、チケットを受け取ることができました。
気を取り直して、アルハンブラ宮殿に入城です!

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門を入ると、「ヘネラリーフェ」と言われる夏の宮殿に続く庭園に出ます。反対側の丘の上には、「アルカサバ」という砦、そして、アルハンブラ宮殿の心臓部とも言える「ナスリ宮殿」があります。

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この庭、真冬だというのに薔薇が咲き、オレンジがたわわに実っています。

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城内からは、雪を頂くシエラネバダ山脈も見えます。この宮殿内の水は、この山脈から引いてきているのだとか。

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ここから、ヘネラリーフェの宮殿が見えますが、わたしたちはまず、ナスリ宮殿へ向かいます。というのも、ナスリ宮殿への入場は制限されていて、チケットに、何時に入場できるか書かれており、その時間通りに入場することになっているからです。

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右手に見えているのが、ナスリ宮殿です。

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この門をくぐると…

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こんなに美しいのに、この宮殿にある部屋には、どれも血なまぐさい曰くがついています。それを一つ一つ数えていたら、キリがないのかもしれませんが…。

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この宮殿は、8世紀ごろ、遠く中東・アフリカからイベリア半島に押し寄せて来たイスラム教徒の王たちによって建てられたそうです。スペイン人はカトリックのキリスト教徒。異教徒による支配に抵抗する国土回復運動(レコンキスタ)が成就したのは1492年のこと。この時、イスラム最後の砦となったのが、このアルハンブラ宮殿でした。

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グラナダに着いたとき、「ここは、イスラム教徒が少ないね…というか、ほとんどいない。」とクリスが言いましたが、これはとても意味深い印象だとわたしは思います。というのも、クリスの言う通り、ベルリンや、ドイツの都市には必ずと言ってよいほどどこを見てもイスラム系の移民の人たちがたくさん歩いているのですが(街によっては、住民の半数以上がイスラム系移民という地域もあります)、ここ、グラナダには、移民どころか、イスラム圏から来た観光客すらまばらです。…かつてのイスラム帝国、ヨーロッパ最後の砦だというのに。

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ヨーロッパ人の歴史的感覚としては、常にイスラム側がこちらに押し寄せてきているというイメージがあります。ビザンツ帝国がイスラム教徒の手に落ちたのをはじめ、地中海諸国や中欧諸国は常にイスラム勢力に包囲されるという危機に直面していました。現在に至っても、国内のイスラム系移民とトラブルを抱えていないヨーロッパの国はないと言っても過言ではないほどです。世界地図を見ても、「かつてはキリスト教国だったが、今ではイスラム圏である」という地域の方が圧倒的に多く、そんな地域は、かつてのキリスト教会が今ではモスクとして使われている…という類の文化遺産に溢れています。

そんな中、キリスト教国が、イスラム勢力から国土を取り戻し、モスクの上に教会を建てたというグラナダの街は、異色を放っているようにも思われます。

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日本人の歴史的感覚からすれば、スペインといえば、安土・桃山時代の「イエズス会の宣教師」に代表されるように、他文化圏にキリスト教を広めて行った国というイメージがあるかもしれませんが、その宗教的情熱は、ここに端を発するのかも知れません。

この、アルハンブラ宮殿の、イスラムの教えに従った人物描写の全くない奇怪なモザイク模様を、レコンキスタを戦い抜いたスペインの女王はどんな気持ちで眺めていたのでしょうか。

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アルハンブラ宮殿には、オレンジやヤシなど、沢山の木々が生い茂っていますが、それらの幹に、観光客が自分の名前を落書きするので、今は落書きを厳重に禁ずる張り紙が至る所に見られますが、このアルハンブラ宮殿に、一番最初に自分の名前を落書きしたのは、ここを征服したイサベル女王だったそうです。彼女はこのモザイクの一部を切り取り、自分と夫の名前を刻んだそうです。

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イスラム教徒によって造られ、キリスト教徒によって、「破壊されなかった」この宮殿。見ていると、なんだかわけがわからなくなってくるような、不思議な感覚に襲われます。

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ナスリ宮を後にして、アルカサバの砦へ向かいます。

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砦からの景色はこんな感じ…

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まさに天空の城です!

そして、イスラム教徒の王たちが、「天国」をイメージして造ったと言われるヘネラリーフェへ。

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ここを散策していた時、イスラム圏から来たらしい男女の観光客を見かけました。わたしたちと同じように、嬉しそうに自分たちを写真に撮っている彼ら。彼らは一体、どんな気持ちでこの宮殿を見ているのでしょうか。
キリスト教圏から来たクリスと全く同じように、「何と美しく、平和な場所なんだ!」と、思っているのでしょうか。
だとしたら、本当にここは地上の楽園なのかもしれません。

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さて、そんなアルハンブラ宮殿を後にして、再びグラナダ市内へ車で下りて行くと…下界は大変なことになっていました。…というのも、グラナダの交通事情は凄まじく(笑)、ただでさえ熟練タクシー運転手でも舌を巻くほどなのに、夕方の帰宅ラッシュにつかまってしまったから!
ドイツ人の運転も荒いけれど、でも、彼らは一応規則は守るんです!…でも…ここでは突然通りから何が飛び出してくるかわかりません。
おおっとこんなものまで…

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正直、なんで街中の交差点にいきなりヘリコプターなのか、全くわかりません(笑)。
たぶん何かのモニュメントなんでしょうが…。
車で走るよりも歩いた方が早い?ということで、徒歩で再びアルバイシン地区へ向かいます。
そして、たまたま立ち寄ったのが、このインビス。

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スペインには、スペイン語でタパスと言われる軽食を出すお店がたくさんあります。ここもそんなインビスの一つですが、店内の装飾もメニューもみんなアラブ風。ここ、アルバイシン地区には、今でもアラブ系の住民がたくさん住んでいるのだとか。そしてこのアラブ・インビスの店員さん、なんとドイツ語が話せるので、わたしたちとすっかり仲良くなってしまい、タパスをサービスしてくれました。

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こちらは、「クスクス」という料理。中東・アフリカのイスラム圏のお料理です。

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ちなみに、「日本のブログに載せる」と言ったら、喜んで写真のポーズを取ってくれました。

さて、お腹も一杯になったことだし、再び街へ…
ところで、グラナダって、フラメンコ発祥の地だそうです。街の中にも、フラメンコの衣装を売るお店がいっぱいです。

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わたしたちも、見に行ってきました、フラメンコ!
グラナダのサクロモンテという丘に、かつてロマ(ジプシー)の人たちが住んでいた洞窟住居があるのですが、フラメンコは、そこでロマの人たちが踊っていた踊りなのだとか。今では、この洞窟住居を改装したバーやレストランで、本場発祥の地のフラメンコを見ることができます。

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フラメンコというと、綺麗な女性がセクシー衣装で華麗に踊る…というイメージがありませんか?実際に見てみると、だいぶ違っていました…いえ、綺麗な女性がセクシー衣装で…というのはある意味違わないかもしれませんが、「華麗」というのとはだいぶ違っているような気がします。「情熱的」という言葉だけでも足りないような…。この舞踊から伝わってくるのは、純粋な「怒り」そのもの。

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実はわたし、子供の頃から日本舞踊をやっているのですが、このフラメンコ、一見、日本舞踊とは全く正反対のように思えます。
激しいい感情表現の中でも様式美を忘れず、顔の表情をほとんど変えずに感情を表現する日本舞踊…片や、フラメンコは、髪振り乱して鬼の形相で地団太踏む…日本舞踊に比べて、あまりにあけっぴろげで、あからさまです。また、「ゲイシャの踊り」で知られるように、肌を殆ど見せないにもかかわらず妖艶な日本舞踊とは正反対に、胸元露わなセクシー衣装にスカートをまくしあげて踊るフラメンコは、妖艶というよりも、脈打つ生命そのもののような、健康さ、逞しさを感じさせます。

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このあまりにあからさまで、何の躊躇もない「怒り」をぶつけられ、一体、この踊り手たちは何を伝えたいんだろうか??何を表現しているんだろうか??と、最初はわけがわかりませんでした。
でも、幾つか演目を見ているうちに、ふと、気が付いたのです。…そうか、表現の仕方は正反対でも、言いたいこと、伝えたいことは日本舞踊の「幻お七」や「鷺娘」と変わらないのだ…と。つまり、身悶えするような情念と、世の中の不条理に対する怒りと、愛と生と…。
結局、表現方法は違っても、人間が伝えたいことというのは、古今東西、同じなのかもしれません。

(シエラネバダ編へ続く)

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スペイン・アンダルシアドライブ旅行~太陽海岸と白い街編

実は、正月帰省した日本から、ドイツに戻ってくるにあたってこんないきさつがありました…。
わたし:「日本、温かくて居心地がいいし、ドイツ、寒いし暗いし、円高だからアルバイトしたらお金溜まりそうだし、桜が咲くまで日本に居ようかなぁ。。」
クリス:「…ドイツが寒くて暗いから嫌なんだよね?…実は、一月にものすご~く温かいヨーロッパの国に旅行の予約をしているんだけど、飛行機がベルリン発だから、一緒にドイツに来てくれないと行けないよ!」
わたし:「…は!?そんな話聞いてないし!それに、この時期にものすご~く温かいヨーロッパの国なんて、あるの?」
クリス:「太陽の国、スペインだよ!君が前から“アルハンブラ”“アルハンブラ”言ってたから、グラナダのホテルを予約したよ!…君へのプレゼントだよ。だから一月にはヨーロッパにいないとだめだよ。」

何それ!結局魂胆はそこにあったか。。
ということで、クリスと一緒にスペインに行ってきました!
ちなみにクリスマスと年末年始に休暇を取って日本に来ていたクリス。それから一カ月も経たないうちにスペイン旅行なんて、一体どういう神経してるんだ?…と思われるかもしれませんが、ドイツには有給休暇が6週間あるのです。しかも、彼の場合は2月末までに消化しないといけない去年の有給が、まだまだ残っているのです(汗)
…だって、ドイツの冬、こんなんなんですよ!

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定期的に休暇で温かい所に行かないと、精神的にかなり来ます。ホントです。

ちなみに、わたしがアルハンブラ、アルハンブラ言っていたのは、元はと言えばママが行きたいと言っていたから調べていたわけで…。結局わたしが先に行くことにってしまって、ごめんね、ママ。

では…極寒のドイツから、南欧の楽園へ…

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ピレネー山脈を越えると、そこはスペインのあるイベリア半島。ヨーロッパの気候は、二つの山脈(アルプス山脈・ピレネー山脈)より北か、南かによってガラッと変わるそうですが、実は、クリスもわたしも、ピレネー以南には行ったことがありません。
…が、ベルリンを飛び立って以来、ずっと大地を覆っていた灰色の分厚い雲が、このピレネー山脈を越えた途端、突然晴れたではありませんか。…そして…

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出ました、コスタ・デル・ソル(太陽海岸)!
雲一つない真っ青な空と海!ドイツ人の言う「ピレネーを越えると、そこは楽園」というのは本当でした!これはテンション上がります。飛行機は、このままぐんぐん高度を下げ、太陽海岸の街、マラガに着陸。
わたしたちは、マラガで車を借り、早速コスタ・デル・ソルの海沿いをドライブ!

…今回の旅行、わたしのアルハンブラ宮殿の他の、もう一つのテーマはクリスのドライブ。コスタ・デル・ソル沿岸道と、シエラネバダ山脈の山道をドライブしたい…というものです。

さて、車窓から見える街並みはこんな感じ…。
どの家も、壁が真っ白です。これはスペインの暑い地方にある街の特徴で、クリスの高校の時のスペイン語の教科書によれば、壁を白くすることによって熱を逃がしやすくなり、家の中を涼しく保てるのだとか。

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確かに、真冬の一月で、コートもセーターもいらないほど温かいのだから、夏はかなり暑くなるのだと思われます。…わたしたちも、これほど温かいとは正直思っていなかったので、ドイツから持ってきたコートやマフラーが暑くて仕方ありません。去年のクリスマスに沖縄に行ったのですが、体感温度はその沖縄よりも温かいです。

そして、車を止めて海岸に出てみれば…

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泳ごうと思えば泳げる勢いです(さすがに泳いでいる人はいませんでしたが)。…もう一度、念のために、これ、真冬の一月です。

車窓に広がる紺碧の海と空、溢れんばかりの太陽、白い美しい家々、たわわに実っている野生のオレンジの木…「スペインに来た!!」と思わず叫びたくなります。…そしてハンドルを握りながら本当に叫んでいるクリス(笑)。北国から来た人間にとっては、ここは本当に楽園のようです。

そして、車は今日のハイライト、スペインで最も美しいと言われる街、フリヒリアーナに入ります。

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コスタ・デル・ソルをはるか眼下に従えた、丘の上の白い街です。
こんな風に、断崖絶壁に建てられた家もあります。

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そして、はるか眼下には海岸線がみえます。

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街の中も、かなり温かいです。
…こんな植物が自生しているくらいなんだもの…

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ところで、クリスは高校の第二外国語がスペイン語だったので、スペイン語が少しわかります。その彼によれば、この街の至る所に「売家」「空き住居あります」の看板が立っていたのだそう。しかも、どれもヨーロッパの不動産としてはお得なお値段…え?そんなこと言われたら、本当に移住したくなっちゃうじゃないですか!実は、噂によれば、このフリヒリアーナ、住民の半数はドイツやイギリスから移住してきた人たちなのだとか。確かに、街を歩いていても、ドイツ語や英語はよく聞くけど、そういえば、スペイン語は??
ドイツでは、早期退職してスペインの温かいリゾートに移住する、というのが、憧れの老後の過ごし方の一つなのだと聞いたことがあります。そういえば、マラガ郊外の海岸線沿いにも、「ドイツ人地区」とでも言うべき、ドイツ資本の建売住宅が立ち並んでいる地域がたくさんありました。…というようなことを考えていたら、横のクリスが「…ここ、本気で移住したいね。真剣に考えてみる?」だって。まさに以心伝心!(笑)…でも、だいぶ先のことになりそうですね。

さて、このフリヒリアーナでたまたまお腹がすいたのでぶらりと立ち寄ったレストランが絶品でした!
特にこの鶏のレバー。

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その他の料理も驚くほど美味しくて、再び「スペインに来た!」と叫びたくなりました。

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ヨーロッパで、こんなに美味しいものを食べられるなんて夢にも思いませんでした←

お腹もいっぱいになったので、次の目的地、「ヨーロッパのバルコニー(Balcon de Europa)」という絶景岬のあるネルハを目指します。と言っても、フリヒリアーナとネルハは目と鼻の先。フリヒリアーナのある丘を下りると、そこはネルハです。実は、フリヒリアーナに向かう途中で一度ネルハを通り過ぎています。

途中、クリスが突然路肩に車を停めるので、どうしたのかと思えば、「ローマの水道橋がある!」

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なんと、ネルハの街中に古代ローマの遺物が…
ちなみに、この水道橋の向かいの風景はこんな感じ…

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「ヨーロッパのバルコニー」岬までは車で行けないので、街中に車を停めて、市街地を歩きながら海を目指します。

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ネルハの街並みはこんな感じ…

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やっぱり、白いです。
そして、海に出ると…

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「ヨーロッパのバルコニー」に沈む圧巻の夕陽が!
これはもう、カップルがキスするために用意された舞台のようなものですよ。
「…わたしたち、もう、これ、ハネムーンでいいよね?(笑)」
「タイタニック」のサウンドトラックとかが背景に聞こえてきそうな雰囲気です。
「ここまで連れてきてくれて、クリス、ありがとう!」
…と、ロマンチックな気分に浸っていると、まるで「こんな夕陽なんて、毎日見てりゃ珍しくもなんともないよ。」とでも言いたげな地元のシニョーレスたちが…。

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この猫たち、絶対わたしよりも楽な人生送ってますよ!

さて、陽も落ちてしまったし、ホテルのあるグラナダへ向かいます。途中、夕闇に沈む白い街の灯りと、夕陽の残り陽をたたえるコスタ・デル・ソルの海とが織りなす、夢のような風景を車窓から楽しむことができました。

(グラナダ編へ続く)

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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