夏の再会~スイス→イタリアの旅、ミラノ編

さて、いよいよ最終目的地、10年来の友人が待つミラノです。

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ミラノと言えばこれ、ミラノ大聖堂です。10年ほど前、ドイツ留学中に一時帰国する友人にくっついてミラノを訪れた時、大聖堂は修復工事中で、この勇姿は見られなかった記憶があります。その時、友人の実家に10日間ほど泊めてもらい、友人の家族とも知り合いました。当時のわたしはイタリア語はさっぱりで、友人の両親、お兄さん、お兄さんの彼女、友人の通訳なしでは誰ともまともに会話ができませんでした。にも関わらず、イタリア・ファミリーは本当に親切で、まるで「遠方から来た親戚」のように良くしてもらいました。滞在中、偶然にもわたしの誕生日があったのですが、日本語で「お誕生日おめでとう」と書かれた手作りのケーキを用意して盛大にお祝いしてくれました。彼らは今、どうしているのでしょうか。

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今回、友人とはミラノ大聖堂前で落ち合って、一緒に実家を訪ねることになっています。
ヴィットリオ・エマヌエーレ二世のガッレリア(上の写真)で友人宅へ持っていくケーキを買って、時間になったので大聖堂前へ行くと…そこにはママになった友人の姿が!

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一緒に来てくれた長女のアリアナちゃんは、かわいい茶色の巻き毛といい、悪戯っぽい大きな目といい、若いころのママにそっくりです。
クリスと友人は初対面ですが、すぐに打ち解け、四人で大聖堂の上に登ることに。昔、初めて一緒にミラノに来たときも登ったっけ。

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あの時は秋でした。それから、春にも里帰りする友人にくっついて、再びミラノを訪れました。あれからほぼ10年。いろいろなことがありました。きっとこの街も、大きく変わったことでしょう。

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この景観だけは、変わりませんが。

さて、その後は友人一家との再会です。10年前、くぐったのと同じ、あの大きな円形になったイタリア家屋の門をくぐると…大きな庭にディナーのテーブルを用意して、10年前と変わらず、友人の家族たちが待っていてくれました。

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あの頃と違うのは、友人の二人の子供たちが家族に加わったこと、わたしがクリスと一緒だということ、そして、イタリア語を少し話せるようになったこと。
あれだけ親しく感じていた友人一家と、初めて直接会話をするのはなんだか不思議な気持ちです。友人のマンマは、わたしが10年前に渡した「お土産」のガラスの写真たてにわたしたちの写真を入れて、まだ大切に持っていてくれました。

友人のお兄さんの彼女は10年前から既に何代も「代替わり」していましたが、あの頃空軍将校で絵に描いたような女垂らしのイタリアン・プレイボーイだった彼が、髪の毛も少し薄くなり、白髪も生えて、いい感じのジェントルマンなイタリアンおやじになっていたのには感動しました。

また、10年前、現役の国家公務員でフォルツァ・イタリア党(ベルルスコーニの党)支持者だった友人のお父さんは、今では引退し、孫の面倒をよく見る優しいお祖父ちゃんになっていました。

10年経って、やっと言葉が少しわかるようになったのだから、さぞや積もる話ができるだろう…と思っていたのですが、なんだかいろいろありすぎて、むしろ無言でハグしたり、写真を見せ合ったり、乾杯したり、そんなのばっかりで、語学の出る幕はあまりありませんでした。

わたしのドイツ人の夫に関しては、「やっぱりドイツ人と結婚したか!(ニヤニヤ)」という反応でしたが、ドイツが優勝したサッカーのワールドカップの話で盛り上がり、酔っぱらった友人のお兄さんが「今度はイタリア抜きでとか言うなよ!」と冗談を言ったり、すぐに打ち解けました。

クリスにとっても、イタリア・ファミリーとこれだけ「濃い」交流を持ったのは、とても面白い経験になったようです。

「わたしたちがドイツに行くか、あなたたちがイタリアに来るか、どちらでもいいから、定期的に会えるといいね。」と、友人一家。わたしたち、女子留学生の友情が、10年の月日を経て日・独・伊をまたぐ家族交流となりました。

10年前、どこに根を張るのか、どんな仕事をするのか、誰と人生を分かち合うのか、何一つ分からず、漠然とした不安を抱えながら、その日その日を生きていたあの頃を振り返ると、今の幸せをしみじみと感じます。

夏の再会~スイス→イタリアの旅、アルベンガ・ジェノバ編

スイスで思わぬ高山病にかかったクリスですが、わたしが助手席専門なのでクリスしか車の運転ができない!ということで、かわいそうですが5時間ほど運転してもらって、ようやく地中海に出ました。

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行き当たりばったり辿り着いたアルベンガという海辺の小さな町に、急遽宿を取り、滞在することに。そこのビーチで二、三日ごろごろ過ごしたら、高山病も落ち着いてきたようです。

このアルベンガという町、特に「ザ・観光地」というわけでもなく、単に海辺の町だから地元の人たちが海水浴に訪れている場所といった感じです。国内海水浴客向けのバーやクラブなんかが沢山あり、海岸線一帯にはビーチレストランが軒を連ねています。

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わたしたちもその一つに入ってみました。

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ここで出されたこのツナパスタが一生忘れられないほど美味でした。

実はこの日、サッカーワールドカップの決勝戦、ドイツ対アルゼンチンの日だったのですが、わたしたちがこのレストランで食事をしながらドイツ語でサッカーの話をしていたら、隣のテーブルにいたオランダ人の家族連れのお父さんが話しかけてきました。
「ドイツから来たのか?アルゼンチンをやっつけて俺たちオランダの仇を取ってくれ!ドイツチームは素晴らしいチームだから、きっと俺たちに代わってヨーロッパサッカーの凄さを見せつけてくれるだろう!」
その後、クリスとそのオランダ人のお父さんはドイツ語・英語ごちゃ混ぜの言語でサッカーの話に花を咲かせていましたが、試合の方は、彼らの望み通りの結果となったようですね。

さて、アルベンガ滞在中に近隣の大都市であるジェノバへも足を延ばしてみることに。
ジェノバと言えば、あのヴェネチアのライバルだった港湾都市で、コロンブスが住んでいた街(出生地という説もあり)…という位しか知らなかったのですが、車で入るとこんな風に見えます。

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「ヴェネチアのライバルだったのか。美しさではヴェネチアの圧勝だな。」とクリス。でも、現在の街の規模はヴェネチアよりも大きいようです。

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この大きな門をくぐって旧市街に入ります。

中に入ると、ここが中世からの城塞都市だったということが一目瞭然、わかります。そそり立つような巨大な建物が幾重にも立ち並び、その中はまるで迷宮のよう。

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しかも夏のバカンスシーズンのせいか、街を歩いても地元の人たちはどこにもおらず、まるでキリコの絵の中にでも迷い込んでしまったかのような気分になります。

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ガイドブックも地図もなかったので、この教会の周辺を何度もぐるぐる歩き回ってしまいました。

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誰もいない、中世のまま時間が止まってしまったかのような街を歩き回り、ふと見ると、そそり立つ建物の隙間から海が見えます。あ…まだ一応現在だ。

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こんな感じの似たような小道を歩き回り、やっと街の中心部らしき場所にたどり着きました。

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ここ、フェッラーリ広場というそうです。

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こんな教会も近くにあります。

それにしてもこの街、一人旅だったらちょっと怖かったかもしれません。というのも、別に治安が悪そうだったわけではないのですが、これは現実?非現実?のような誰もいない迷宮のような中世の城塞都市を迷いながら歩くのは日中でもかなり迫力がありました。道を聞こうにも、誰もいません。近くで声がしているから、誰かいるはず!と思って近づいても、やっぱり誰もいません。人の足音、影法師が聞こえたり見えたりしても、やっぱり誰もいません。方角を見ようにも、360度そそり立つ建物に囲まれて、視界は全く開けません。クリスでも不安になったらしく、「あの街にはもう行きたくない」なんて言ってます。

まさにシュールレアリスムな街でした。

夏の南欧家族旅行~トスカーナ編

ママのヴェネチアの記事、わたしもうれしく読みました。ママの言う通り、弟とクリスがとても仲が良く、見ているこちらも癒されます。
さて、次の目的地はフィレンツェです。

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ヴェネチア空港でレンタルしたランチアデルタで向かいましたが…ここでクリスがやらかしました(笑)。最初はまともな車道を走っていたのに、途中からどんどん山道に入って行き、そのうち前も見えないほどの急なヘアピンカーブばかりの山岳地帯に迷い込んでしまいました。おまけに、律儀に制限速度きっかりに走るわたしたちの後ろから地元のイタリア人が大声で怒鳴りながらジェットコースター並みのヘアピンカーブの坂道をすごいスピードで次々追い抜いて行きます。その度に「シャイスイタリエーナー(クソッタレのイタリア野郎め)!」とか言っているクリス←

「フィレンツェ」の看板を幾つも無視してひたすら案内を続けるカーナビと、ひたすらそのカーナビに従って山奥に入り続けるクリスに「そのナビおかしいよ!」と指摘すると、「アウトバーンを通るよりも一般道を通る方がいろいろ景色を楽しめると思ったから、ナビからアウトバーン経路を排除したんだ」なんて言うではありませんか!「あのねー、ドイツじゃないんだから、アウトバーン通らなかったらめちゃめちゃな田舎道に入っていくの、当たり前でしょ!それにヴェネチアとフィレンツェの間に山岳地帯があるの、地図で見なかったの?」それでもひたすらカーナビに従い続けるクリスwこれだからドイツ人は←

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結局、午前中に出発して、夕方になってやっとフィレンツェに到着。たぶんわたしたち、これまでに北からフィレンツェに侵攻したあらゆる軍隊と同じルート通ったんじゃないかなぁと思われるほど過酷な山道の後、ようやく街らしきものが見えてきた時はほっとしました。まぁ、フィレンツェが山岳地帯に守られた天然の要塞だったということがこれでよーくわかりました。

そしてこちらが、苦労してたどり着いたフィレンツェのホテルの部屋。

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ママたちの部屋はスイートだったのですが、室内に二つも階段があり、バスルームも二つあり、無駄に広いつくりだったので、夜はほぼ毎日家族全員この部屋に集まってワイン飲みながらトランプしてました←

フィレンツェは二度目でしたが、ハイシーズンなので観光客でごった返していることを想像していた割りに空いている印象を受けました。ちなみにこの街が今回の旅行で最大の修羅場となります。それが、あのルネサンスの巨匠祭りで有名なウフィチ美術館ですよ。とにかく、でかくて広い!!クリスが予め予約していたので待ち時間なしで入れたのですが、入ったが最後、まるで迷宮。午前に入館して夕方に出てきた時には全員疲労困憊で、買い物どころではありませんでした。

以前来た時はそんなに広い印象を受けなかったのですが…あの時は学校の研修旅行で、主要作品だけさーっと見せられてさっさと出てきただけだったのかも知れません…今思えば。ちなみに、誰の作品だったか忘れましたが、人の死体が腐っていく様子をリアルに現した彫刻があり、正直感動しました。(すみません、ホラーファンなんです。)

さて、次の目的地はこちら…

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シエナです。特に目立った観光名所があるわけではないけれど、独特の坂に囲まれた旧市街と、徒歩で回れる小ささと、「これぞトスカーナ!!」というイメージにぴったりの美しい町並みが素敵な街です。

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先回来た時は学校の研修で、この教会が訪問の主な目的だったのですが…今回は旧市街で買い物三昧!トスカーナ地方は皮革製品の産地なので、上質の革製品が選びたい放題!靴や水着の他、クリスのビジネスバッグとわたしのお財布もゲットしました。お財布は、パスポートからカード・現金・航空チケットまで全て収納できるタイプのもの。パスポートを常時携帯していないといけない海外在住にはありがたいアイテムです。しかもお札収納部分が三つもあって、異なる通貨の紙幣を分けて入れられるタイプ。円とユーロを分けて仕舞えるんです。クリスのビジネスバッグも一目でイタリア製と分かる超美品。ベルリンでひったくられて以来、あの人、スーパーのエコバッグで銀行通ってたのだから、そろそろちゃんとしたモノを持つ時期じゃないかと思うのですよ。そして、今度こそひったくられないでね!

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ちなみに、この街で、夜、クリスと弟と三人で飲みに出かけた時に事件が発生しました。
旧市街のレストランのオープン席での出来事。わたしたち(ドイツ人一人、日本人二人)の後ろの席にはフランス人の40代くらいのカップルが座っていて、その隣には同じく40代くらいのイタリア人カップル。更にその後ろの席には20~30代くらいのドイツ人の小グループ(男女)が座っていました。が、フランス人が葉巻を吸い始めたのに突然怒り出したドイツ人が、「やい、フランス野郎!てめぇの葉巻が臭うんだよ!迷惑だからやめろ!」と怒鳴り始め、それにキレたフランス人(男)が立ち上がってドイツ人につかみ掛かったところをイタリア人が止めに入り、周囲は騒然。

店内にいたイタリア人のウェイターと支配人も飛び出してきて、ドイツ人とフランス人を引き離すも、ドイツ人グループの他のメンバーがフランス人カップルをビデオに撮り始め「所かまわず葉巻を吸う迷惑フランス野郎!ユーチューブに乗せてやる。」と言い出したため、怒り心頭のフランス人が再びドイツ人に殴りかかり、それを止めようとしたイタリア人がテーブルに押し倒されてしまいました。結局、イタリア人のレストラン支配人が事情を聞き、「ドイツ人の方が悪い!」ということになったため、このドイツ人グループが店を追い払われることに。怒ったドイツ人たちが「なんていう店だ!ネットに英語で悪口を書きまくってやる!」と言うと、驚いたことにイタリア人支配人が流暢なドイツ語で「お前たちドイツ人が落ちぶれたのは知っていたが、そこまでだったとは知らなんだ。さっさと出て行け!」とばっさり。

この一部始終を見ていたクリスは「まったく、ああいう連中のせいで益々ドイツ人が嫌われるんだ。」その後、会計を直接支配人に渡しながら「あなたのドイツ語は素晴らしかった。言っていることも残念ながら正しい。」とクリスが言うと、イタリア人の支配人も「あんな言い方をして悪かった。ドイツ人がみんなあんな風だとは思っていないが、あの時はああ言わずにはいられなかった」と苦笑い。それにしても、ヨーロッパ人、相変わらず仲悪いなぁ。。

さて、次の目的地は、斜塔で有名なピサ。

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ピサって斜塔以外何もないよ~とよく人から言われるのですが、確かに、観光客として行ったイメージはそんな感じでしょうか。。でも、斜塔を見に行った後で買い物に行った商店街は素敵でした。

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ピサの街の歴史についてはわたしよりもママの方が詳しいと思うのですが、ピサも昔は地中海貿易で栄えた海洋国家だったそうです。でも、地中海貿易の衰えとともに衰退し、港も土砂で埋まってしまったのだとか。現在はトスカーナ地方の重要な空の玄関口となっている空港があります。わたしたちも、ピサに寄ったのはこの空港から次の目的地、スペイン行きの飛行機に乗るためです。

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ちなみに、斜塔周辺の観光客でごった返している辺りでの出来事。観光地ではお決まりの商店の客引きが、わたしたち日本人観光客に五月蝿く絡んできたので、クリスが後ろからぬっと現れ、「ヤーヤー、ピッツァ、パースタ、ラザーニア、マンマミーア、ポルカミセーリア、バースタ、フィニート!OK?」とイタリア語の真似をして逆に客引きをからかいはじめました。すると、哀れな客引きは涙目になって引き下がってしまいました…さすがドイツ人wwwて、だめでしょう!!「そーゆーことするからドイツ人が益々嫌われるんじゃない!」と言ってやると、「ごめん、どうしても我慢できなかったんだ。」クリス。やれやれ!

さて、次は最終目的地のスペイン・アンダルシア地方です!

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夏の南欧家族流行~ヴェネチアその②

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長いお休みを頂いて娘とクリス、そしてダックス犬のグスタフの待つドイツに行ってきました!そして、娘が先回書いてくれたように本を読んでこの目で実際見てみたかったヴェネチアに行ってきました。
「イタリア史」を学びたいとかそんな大層なことではないのです。
この歳になっても知らない事ばかりだから「『人が人らしく暮らす』ということをどんなふうに始めていったのかなと思ったらやはり、「ローマ」からだと思ったので。『ローマ人の物語』を読みながら、吸収力も理解力も衰えた頭に清涼剤を入れるつもりで『海の都の物語 ヴェネチア共和国の一千年』を読み、とてもこの小さな・そしてしたたかに生き延びた素晴らしい共和国に魅かれたのです。

実際に水上タクシーで本土から上陸した時はもう暗く、この写真は帰りのタクシーから撮ったものですが、「本当に干潟を埋めて作ったこの小さな小さな都市国家がよくもピサやジェノバと戦い、勝ち残り。大国トルコと渡り合い、ナポレオン率いるフランス軍に占領されるまで持ちこたえた!」と感慨深い思いでした。

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それほどに小さくて美しくて。トルコを相手に互角に、時には連勝する海軍を持つ軍事大国であったなんて信じられない思いです。
                                            
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そして、私が一人勝手に感慨にふけっている間に、娘とクリスは夜のサンマルコ広場で素敵な時間を過ごしたようですね。そして、縁あって生まれも育ちも勿論見た目も全く違う二人が兄弟となった息子達も、特別にどうと言うわけではないのですが。いい感じに仲が良くて。それも、尚更旅行を楽しくしてくれました。

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夏の南欧家族旅行~ヴェネチア編

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六月末から約三週間、日本の両親と弟がわたしたちの所に遊びに来ていました。ベルリンの狭いアパートにオトナが五人(そのうち一人はでっかいドイツ人!)で三週間も…というのはちょっと厳しいかもしれないし、折角ヨーロッパくんだりまで来てくれた両親に少しはいい思いをしてもらいたい!ということで、そのうち二週間は南欧旅行に当てました。

読書家の母は、かねてからイタリア史の本を何十冊も読んでいて、そこに度々登場するヴェネチアとフィレンツェをこの目で見たい!とリクエストされていたので、ヴェネチアとフィレンツェ、そしてフィレンツェ周辺のピサとシエナをついでに含め、イタリア四都市、そして、同じく母がイザベル女王の伝記を読んで以来一度は訪れてみたいと言っていたアルハンブラ宮殿をプラスして、グラナダと周辺の「白い街」を含めたスペインを、クリスの運転で車で回る…という計画です。飛行機を使うのは、ベルリン→ヴェネチアとピサ→バルセロナ、そして帰りのマラガ→ベルリンのみ。他は全て車で回ります。

最初の目的地は、ベネチアです!
飛行機で到着し、水上タクシーで本島にあるホテルに向かいます。

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これ、ヴェネチア四度目にしてやっと撮影に成功!ヴェネチア空港名物の、カジノのルーレット版の形をした荷物受け取り場。なんだか地味に有名らしいですね。以前、日本の旅行サイトで「どこの航空会社を利用すればここの荷物受け取り場から荷物をもらえますか?」という質問があったのを思い出しましたが、わたしたちが見たときは、ここから荷物が出てくる予定の三本の便全てがイージージェットでした。イージージェットと言えば、ドイツではいろいろ言われている(笑)格安航空会社です。

今回は家族五人で三泊するので、ホテルではなく、アパートの1フロアーを借りきりました。ヴェネチア四度目にして、ついに本島連泊ですよ!しかもサンマルコ広場のど真ん前。最初の二度は学生旅行だったので日帰り弾丸ツアー(汗)三度目は旦那とオフシーズンに離島のホテルに滞在。そしてついに本島観光地のど真ん中に連泊するまでに出世しました!…まぁ、今回は両親が一緒だった…というのもありますが←

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ちなみにこちらがサンマルコ広場。ナポレオンが、「世界で最も美しい」と称した広場です。

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今回、わたしとクリスの旅のモットーは、「ママたちがやりたいと言うことは全部やる、見たいというものは全部見る!」です。なので、わたしたち二人の旅だったら、たぶんやったり見たりしていない事・物も、全部やり、全部見ました。

例えば、いつもは「並ぶのがめんどくさい」という理由で入ったことのなかったサンマルコ寺院の中にも、しっかり入りましたよ!お陰でこの眺めを見ることができました。

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ちなみに今回、ヴェネチア四度目にして初めてゴンドラに乗りました。ママがずっと憧れていたアドリア海の女王、ヴェネチア。初めてゴンドラに乗る時はママと一緒!…と実は密かに決めていたんです。だから今年の冬の旅行ではまだ乗らなかったの。ごめんね、クリス。次は絶対、二人で乗ろうね!

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こんな狭い水路も、ゴンドラの水夫は巧みに進んでいきます。

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こんな水路、街を普通に歩いていても、見られません。まさにゴンドラの上からしか見られないヴェネチアの姿を改めて知ったような気がします。

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ちなみに今回、移動は全て水上タクシーを使いました。クリスとわたしは、以前の旅では水上バスを使っていたのですが、その時の経験から、「ハイシーズンのすし詰めの水上バスにママたちを乗せるわけにはいかないよ」とクリスが言い出したからです。その通りにして正解でした。夏の水上バスはラッシュ時の東京の地下鉄並み!

値切り上手のクリスが、今回は全く値切りませんでした。運転手さんや水夫さんに気持ちよく案内してもらいたいので。その結果…かどうかは知りませんが、水上タクシーが毎回飛ばしまくりで、観光客をわらわら満載した水上バスを嫌味たっぷりにひゅーんと水しぶきを上げて抜かして行くのです。

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その度に、わたしと同じように目一杯オシャレして、ぎゅう詰めの水上バスに落ちそうになって乗っている北ヨーロッパ人の女の子たちが超妬ましげにじろーっと見てくるわけですよ。
がははははは!!うらやましいだろ~。日本人観光客様のお通りだぞ!そして隣のイケメンは旦那だぞ!

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うらやましいだろ〜!!と思って見返してやりました…
はい、すみません。性格悪いもので。。この点だけはわたしがどうしても母に似なかった点です。

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今回のヴェネチア旅行は、これまでで一番贅沢をした旅行でしたが、それでわかったのが、ヴェネチアはそういう旅にこそふさわしい目的地だったということです。あそこは贅沢をしてこそ本当の良さがわかる観光地のような気がします。オフシーズンに寒さに震えながら閑散とした街をひたすら歩いたり、すし詰めの水上バスでもみくちゃになりながら主要観光スポットを写真に撮っただけで日帰りしたり…そんな観光をしていた時には全く見えなかった、この街のもう一つの顔を見ることができたような気がします。

それは、張りぼてのアトラクションではなく、歴史と伝統ある誇り高い老舗観光地の本気のサービスと、まさに映画でしか見ないような優雅なヴェネチアの姿。

その真骨頂は、夜だと思うのです。

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サンマルコ広場のオープンバーで、クラッシックの生演奏を聞きながらワインを飲んで…ってベタ過ぎますが、やりましたよ!ワインもすごく美味でした。普段あんまりお酒は飲まないんですが、この旅行ではほぼ毎日ワインを飲んでました。この時も、クリスと二人でワイン一瓶あっという間に空けちゃいました(笑)。…そう、この夜は、両親・弟とは別行動。二人で映画のようなロマンチックな夜を満喫しました。

さて、次の目的地はフィレンツェ。トスカーナ編に続きます。

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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