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「からくり人形」をご存じですか

 「からくり人形」をご存じですか?調べてみると
「茶運び人形」・「酒買人形」・「人力飛行機」・「弓引き童子」など様々なからくり人形が江戸時代に製作されていた事。このことから江戸時代は機械工学の時代と言う事ができるとありました。
からくり人形は機械工学の分野であるらしいのです。

友人のKi子さんから
「うちの主人がからくり人形の「茶運び人形」を作るって言ってる。」
と聞いたのは2年程前でしょうか。

初めに木のくりぬきの猫ちゃんや動く木のおもちゃが製作され、それを見た私たちが「欲しいな。」と言い出して、何個も何個も動くワンコちゃんや鳥たちを作って頂きました。

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それから、年の変わる時期には干支の可愛い置物が出来て。ピッタリはまる「ネズミ」も「牛」もとても素朴で可愛いくて、又またお願いして何個も作って頂きました。

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そして先日、Ki子さんからラインが来ました。
「茶運び人形が完成しました。
まだ、動くのを見せてもらってないけど、ちょっとびっくりの出来だから見て!
顔も手も足も、着物も袴も一人で作ってました。途中経過を見てなかったからびっくりです。」と。

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届いた写真を見て私は「ちょっと」どころか、凄くびっくりです。

「『茶運び人形作る』と言い出した時は、途中であきらめるだろうと思ってたんです。」
「顔を彫って、胡粉を塗って、歯車を削って、着物の材料を買って縫って、…気が遠くなりそうだけど、諦めなかったね。時間かかったけど、楽しんでたのが凄いな!と思います。」
とKi子さん。
「私は一切手伝わなかったけど、着物と袴とちゃんちゃんこが出来上がった時は脱帽でした。」
とも、言ってました。
Ki子さんは、「古布の布遊び」のグループに入っていて、いつも手縫いの作品を作っています。だからそんな奥さんであるKi子さんにご主人が「着物を縫ってくれないかな。」と一度聞いたそうなのです。でも「最後まで自分でやらなくちゃ。」と、間髪入れずに断ったと聞いてました。

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そうして、出来上がったこの茶運び人形。凄く完成度が高くて、改めて驚いています。

そして、Ki子さんご夫婦の、ライバル同志のような関係にちょっと新鮮な驚きも感じています。同じスポーツをしていたり、同じ物を作ったりというのではないけれど、お互い好きな事をやって、そして認め合ってるのがいいな。と思うのです。Ki子さんの「布の作品作り」を認めているからご主人は「縫ってくれないかな」とちょっと、聞いてみたのだし、間髪入れずに「自分でやったら」と断ったのも彼女らしい。そして、ご主人の完成した作品を心から認めて褒めている彼女。
「なんだかいいなあ」と、この茶運び人形のするっと綺麗な顔を見ながら温かな気持ちになっています。

思いがけない花束

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「はい、敬子さん!おめでとうございます。」
と、愛らしく瑞々しいチューリップとスイートピーの花束を頂きました。
「えっ?私に?」「娘の変わりに私が頂いておけばいいのかしら。」
と戸惑う私に
「いえいえ、敬子さんにです。お孫ちゃん、おめでとうございます。」
と、にっこり、この水切りしたばかりと思える瑞々しい花束を差し出して下さいました。
クレマチスのお店を始めたばかりの頃からのお客様。というより、もう親戚の姪っ子ちゃんのような気分でお付き合いさせて頂いているkさんから。(今はご結婚されて、Oさんですが、ついつい旧姓で呼んでしまうのです。)

久しぶりに来て頂く前に、ブログで双子の孫の誕生を知ってこんなメールを送って下さっていたのです。
「敬子さん、ご無沙汰しています。
今、クレマチス便り拝見しました。双子の天使ちゃん可愛いです。
おめでとうございます!」と。
私ときたら、ショートメールに気が付かず、先程お電話もいただいていました。

久しぶりで、お互いマスクで距離もとりながらもついついお話をしてしまいました。

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kさんもそうですが、今回ブログで「娘の所に舞い降りてくれた二人の天使たち」の事をお知らせして以来、やはりお客様で、わざわざメールを下さった方もありました。
「どうぞ、健やかに育つように、陰ながら応援しています。」と。
ありがたいです。(娘の最近の口癖です。)
コロナ禍の事もあり、このところ会えてない義理の姉からも電話をもらいました。こちらは、娘のブログでフェンフェンたちを見て、
「なんだか嬉しくて電話しちゃった。」
私も嬉しくなる弾んだ声でした。

小さな命。ようやく順調に育って来てくれた二つの命。この新しい命の力の偉大なこと!
皆を結び、心を繋いでくれます。
皆の優しい応援を受けて元気に大きくなあれ!

生まれる命と逝く命

 本日、長年私の傍に寄り添ってくれていたミニチュアダックスのリリーが永眠いたしました。16歳10か月でした。

ドイツで暮らす娘達に小さな命を授かった事を、このブログで紹介させて頂こうかなと思っていた矢先の事でした。

リリーは娘が「犬を飼いたい」という事で、我が家にやって来ました。5年後に、その娘がまさかのドイツ暮らしになり、どちらかと言えば猫好きの私たち夫婦の元にりりーは残されたのでした。

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おっとりとした静かな子でした。無駄吠えを全くせず、
「この子、耳が聞こえているんでしょうか?」
と子犬の頃に獣医さんに連れて行ったこともあったほどです。
でも、実は中々気持ちの強い子で、お散歩でどんな大きなワンコさんに出会ってもひるまず、吠えず、しっぽを振って挨拶に行くのでした。
「ミニチュアダックスで吠えない子は、リリーちゃんだけですね。仲良くしてね。」
と大型犬の飼い主さんに喜ばれました。
掌にのるほどの小さな仔猫を拾った時も優しく受け入れて、寄り添っていてくれました。今ではその仔猫・ミーシャは、リリーよりも威張り、いたずらばかりしていますけれど。
上の写真は亡くなる数日前のものです。珍しくいたずらをしていて
「あらら、なにやってるの!リリー。ごはんもっと欲しいの?」
と言って撮った1枚です。
これが、元気なリリーの最後の写真になりました。

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長年お世話になったミーシャは、優しかったリリーおばさんの一大事をとても緊張して見ていたようです。横たわるリリーの周りをそっと、何度も見に来ていました。

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とうとうその時が来て、庭のお花を採って、リリーの周りに飾った後で、ミーシャは緊張しながらりりーの鼻に顔を近付けていました。動物にも「死」というものが理解出来るのでしょうか。象は、仲間の「死」を理解し、群れ全体でその死を悼むといいますよね。

「リリーが最後の時は、何処にいても飛んで行くつもりだったのに。行けなくてリリーごめんね。」
と、言っている娘は、本当に飛んで来なくては来れない場所にいて、しかも今は来たくても来られません。新型コロナウィルスが猛威を奮っていることもありますが
娘たちに天使たちが舞い降りてくれたのです!

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 もうあきらめかけた時に授かった小さな命です。
本当に小さくて、あまりにも早い、早産だったので、育ってくれるのか皆心配でした。
特に娘本人は、「無事に大きく育ってくれるのかな」と毎日心を砕いていましたから、中々ブログに書いてもいいかなと言えなかったのです。

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それでも、大きく生まれた愛称フェンフェン(娘の希望で愛称で紹介させて頂きます。)が退院でき、そして一人病院に残されていた愛称レンレンも退院することができました。

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これから忙しく大変な、でも幸福に満ちた子育てが始まります。
毎日の普通の暮らしの中にある小さな幸せを見つけて欲しいと思います。
イクメンなどという言葉が薄っぺらなものに聞こえるほど、婿のクリス君の働きぶりには頭が下がる思いです。
テレワークで仕事をこなす傍ら、おしめも替えるし、ミルクも飲ませ、(娘より背中をとんとんしてげっぷを出させるのが上手いとか)、それに何より、お料理は娘が助手でクリスがほとんど作ってしまうのですから。
そんなクリスと二人での、これからの子育てのこと、ドイツ暮らしのことなどを紹介したりするブログを娘も始めたそうです。
「パパとママのものがたり・ドイツ便り」として。
このブログを読んで下さった方にも是非読んで頂きたいと思います。
こちらです

心優しい人

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 昨日、小雨が降っては又太陽が顔を出す、天気が目まぐるしく変わる午後。
ぱっと、陽ざしが店内に差し込んだちょうどその時、初めてのお客様がいらっしゃいました。
「見せて頂くだけでいいですか。」
「はい、どうぞどうぞ。ご覧になって下さいね。」

少しお話するうちに
クレマチスのお店の前にJRの踏切があるのですが、
その踏切の向こう側でブレスレットが落ちているのを見つけ、すぐ近くのアピタというスーパーに届けたところ、3か月経っても落とし主がわからない場合は、廃棄すると言われたこと。それでは、このブレスレットが可愛そうだから、踏切をわたり、駅前の交番まで届けに行くことに。ということがわかりました。
「スマホを頼りに交番に行く途中で、このお店を見つけて、つい入ってしまいました。」
とおっしゃるのです。
雨に濡れたそのブレスレットをご自身のハンカチで包んで!

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冷たい雨が降ったりやんだりする中、ご自分の用事はこの踏切の向こう側にあるそうですのに。

「このブレスレットが、私をこんな素敵なお店に連れてきてくれたんですね。」
と、笑っていらっしゃるのです。

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この心優しい方との出会いが、今日の私のご褒美だと思いました。

美しい手仕事に癒されて

 一昨日、パッチワーク・キルトの作品展に行って来ました。

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会場は豊田市民ギャラリーです。
ずっと、クレマチスのお店を手伝ってくれていた友人Ⅰさんのグループの作品展で、1年半に一度のペースで続いていた作品展も今年で最後なのだそうです。

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会場の入り口でおでこにピッと検温して頂いてから入ります。
とても広い会場で、広い3つのコーナーに分かれています。全く密の心配なく、ゆったりと見て回れました。

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一番奥のコーナーにⅠさんの作品が4点展示されていました。
柔らかな優しい色使い。今回初めて見せてもらう作品も、名前を確認する前に「あ、あれじゃない?」と、一緒に出掛けたKさんと見つけて駆け寄りました。そこに、Ⅰさん本人の姿も、数人の来場者の方たちと思った中に見つけることができました。

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愛らしい色使い、美しいグラデーション。20201112_200910s-.jpg


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その美しさは、1ミリのずれも許さない緻密な計算
や正確で丁寧な技術によって創り出されています。

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私がとても好きな作品です。

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この作品は他の来場者さんからも感嘆の声が上がっていて、
「彼女が作者さんですよ。」と声をかけると
「どれくらいの時間がかかっているんですか」とⅠさんに聞いていらして、
「一日にどれくらい時間をかけたかは、その日によって違うんですけど、半年はかかりました。」
と答えていました。レース編みでも、何をしても手が速くて正確なⅠさんです。そのⅠさんが、毎日数時間作り続けて半年!素晴らしい集中力です。

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『空へ』というテーマが付いたこの作品。美しい光の中を上へ上へと舞い上がっていく蝶の姿が、銀糸で刺繡されています。

ドイツの名窯フッチェンロイターの創始者カルル・フッチェンロイターが「人の手に勝る技術、機械はない。」と言っていたといいますが、まさに人の手により紡ぎだされた美しい作品たちは、対面した私たちの心を癒し、そして圧倒しました。
とても満たされて帰宅しました。
Ⅰさんはじめ大勢の方が時間と愛情を注いで創りあげた美しい布の作品たち。
Ⅰさんありがとう。皆さんありがとう。心が優しいものでいっぱいになった気がします。
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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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