ドイツの休暇事情

ママのお店の素敵なキルトの写真の次に、この写真を載せるのは結構ためらわれましたが…
ママがプレゼントしてくれた短ブーツ、届きました!

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といっても、日本から送ってもらったのではなく、日本のママと、ドイツのネットショップで選んだものが、ドイツの自宅に届きました。世界は狭いですね。

このブーツ、Gaborというドイツのメーカーのものなのですが、中がムートンでとっても温かい上、ハイヒールなのに雪の中をガツガツ歩けそうな履き心地…相変わらずドイツファッションは実用重視だなぁと。。でも、そこが好き!

ちなみにちなみに…このプレゼントを届けてくれたDHLのお兄さんがとってもいい男で←
あれはたぶんイタリア人だろうなぁ。。すっごい爽やかで親切でした。
しかも、前に一度うちに配達に来たことがあったらしく、名前覚えててくれたし!←
「マダム・R!お久しぶりです。宛名見てドキドキしちゃいました。」とか言われちゃった!

…なんてこと書いてると怒られちゃうかしら。ブーツと一緒に写っているのは、クリスに誕生日に買ってもらったムートンコート。こちらはOakwoodというフランスのメーカーのものです。

え?かわいくない?…いいのです。。靴もコートも両方本革、中はムートン地でほっかほかというのがポイントなんです。これくらいじゃないとドイツの冬には太刀打ちできないので!

久々登場のグスタフはすっかりおじさん顔ですが、これでもまだ青少年なんですよ!

さて、温かい服も揃ったことだし、今年はいよいよクリスと一緒に念願のスキー休暇!
実は今年、スペイン行ってポーランド行ってチェコ行って、日本に二回も行ったのに、クリスの有給、まだ10日も残っているんです。

先日、クリスが嬉しそうに「今年は病欠がたったの12日だった!ドイツの平均以下、がんばったでしょ!」と報告してきましたが、あなたそれ、日本だったら、有給のほとんど消化しちゃってるから!

ドイツでは、病欠と有給が厳格に区別されているので、病欠で有給消化ということは、まずありません。
それにしても、病欠12日がドイツの平均以下だということは…平均的ドイツ人は、有給も合わせて年間50日くらい休んでるってこと?

平均寿命が延びて、生涯現役になりつつある昨今、そのくらいのスローライフの方が、いいのかもしれませんね。

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月の兎と狼男

日本は昨日「中秋の名月」でしたね。ママのお店のかわいいお月見ステンドプレートを見ていたら、なんだか日本がとっても懐かしくなってしまいました。

ドイツには、「月を愛でる」という風習がありません。月は昔から魔女や悪魔の象徴であり、人々の心を惑わすものとされてきたようです。日本ではあまり馴染みのない「狼男伝説」…ドイツは本場なんですが、温厚な普通の男が月を見ると残忍な狼男に豹変するという筋書きです。怪しげな月の光が人間の心の闇の部分を解き放ち、狂気に駆りたてる…そんなイメージが根強いようです。ベートーヴェンのソナタ「月光」というピアノ曲をご存知ですか?物悲しく、陰鬱で、どこか不安を煽るような、暗い雰囲気だけれど神秘的で、不思議に心惹かれる美しい曲…ドイツ人が思い浮かべる「月」って、まさにそんな感じなのです。

我が家の寝室には、下の写真のように天井窓があって、

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ベッドに寝そべると、ちょうど薄雲を裾に引く世にも美しい「中秋の名月」が見えました。「うわぁ、なんて贅沢なお月見なんだろう!」と感動していると、横でドイツ人のクリスが「なんだか狼男でも出そうな月だなぁ。なんとなく落ち着かないし、心が掻き乱されて眠れないからブラインド閉めない?」なんと無風流な!「日本ではこの月は中秋の名月と言われて愛されているのよ!」とお月見と月の兎の話をしてみれば、「月のクレーターがウサギに見える?…僕には袋を担いだ男に見えるけれど…」とこれまた風情のない…。

でも、ドイツの秋って、朝晩は日本の初冬のように冷え込み、日中も気温が上がらない中、何の前触れもなく霙のような雨が降ったり、お陰で地面はぐちゃぐちゃ、深い霧が立ち込め、ずっとうす暗いのです。そんな天気の中、突然雲間から怪しく光る満月が出てくると、いかにも不気味でぞっとするのです。
それでも、出てくる月は日本と同じ。やはり見ていると心が落ち着きます。

「天の原 ふりさけみれば 春日なる みかさの山に 出でし月かも」

という、阿倍仲麻呂が異郷の地で読んだ歌を、ふっと思い出しました。

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国技なんですけど…

ドイツは最近雨ばかりです。お陰で気温が全然上がらず、日中でも13度前後。里帰りした時にママからもらった日本の冬用コートが、すでに毎日活躍しています。不思議なもので、日本でもらったときは「うわぁ、分厚くて大きくてあったかそうなコート!」と思ったのに、ドイツに帰ってスーツケースを開けてみたら、「あれ?このコート、こんなに薄くて小さかったっけ?これなら秋コートかな?」なんて思えてしまうのです。飛行機に乗っていた16時間の間に一体何が!?…単純に、気温の差なんですが、20度以上もあるとさすがにヽ(;*´ω`)ゞ

さて、雨ばかりなので家でのんびりテレビを見ていたのですが、バラエティ番組で「世界のクレイジーなスポーツ特集」というのをやっていて、何と日本の相撲がノミネートされているではありませんか!しかも、エストニアの「空中回転ブランコ」、アメリカの「セグウェイ・ホッケー」、オーストリアの「氷の張った湖の下でのアイスホッケー(氷上ではなく、氷下ですよ!)」などを名だたるクレイジーなスポーツを抑えて堂々の第二位ですよ!ちなみに相撲のさらに斜め上を行くと認定されたスポーツは、ドイツの「中世サッカー」のみwこれは、こん棒だの盾だの鎖鎌(?)みたいのやらを振り回してボールを奪い合う、最近発明されたばかりのお遊びのような「スポーツ」です。これ以外の「スポーツ」も、大抵はまだ発明者が現役でプレイしているような、おふざけ半分な真新しいもので、古いものでも19世紀の発明品だったり。長い歴史と伝統を持つ日本の相撲が、そんなふざけた「スポーツ」と同列に「クレイジー」呼ばわりされるなんて、なんだかなぁと思いますね(´・ω・`)

でも、相撲の何がドイツ人にとってそんなにクレイジーなんでしょうか。
番組では、ドイツ人のレポーターが日本大学相撲部の稽古部屋に実際に「入門」し、稽古を付けさせてもらっていましたが、「相撲取りは体型を維持するために尋常ならぬ量の食事を採るのだ」ということが、まず一番の「クレイジー」として紹介されていました。「スポーツのために筋トレをする=美しい体形になる」というのは、ドイツ人が昔から思い描くスポーツの姿です。「健康な魂は健康な肉体に宿る。そして、健康な肉体は美しい!」というドイツの伝統的考えともマッチします。「太った体型は不健康で醜い」と考えるドイツ人にとって、「スポーツのために太る」という発想は、まさにスポーツの観念の根底をひっくり返すほど衝撃的だったのかもしれません。

また、廻しの下に何も着けないというのも、ドイツ人には地味に衝撃だった模様です。

そして、ただ太って逞しい体つきであれば勝てるというわけでもなく、決め手は「テクニック」なのだということを、60キロ級の選手に何度も投げ飛ばされて嫌と言うほど理解した長身のドイツ人レポーター。「格闘技」といえば、ボクシングのようにぴょんぴょん飛び回るような動きをするものだと思っている彼には、腰を落として重心を下げながら攻める相撲の動きは元から馴染めないようです。相手の攻撃は俊敏にかわして決め手の一打をいかに決めるか…という、まるっきりボクシングのような、というか単なるケンカのような発想のドイツ人には、相手の攻撃をまずは受け止めて「組み合う」という発想自体、非常に難しいテクニックに映るようです。
つまり、たった数秒で終わることもある取り組みに、他のスポーツなら何十分もかけるような膨大なテクニックが詰まっている相撲は「クレイジー」だというわけです。

なるほど。
フランスなどではファンも多いと聞く相撲ですが、お隣のドイツ人にとってはまだまだ神秘のベールに包まれた「クレイジー」なスポーツなんですね。
まあ、相撲の項だけ解説の最後に「尊敬すべき」という単語が使われていたので、よしとします^^

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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