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マイナス20度のベルリン

楽園のようなスペインから帰ってみると…ベルリンはこのありさまですよ!

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地面にうっすらと白く見えているのは、雪と氷の混合物です(笑)。
最近のベルリンは、寒波の影響で昼間でも気温がマイナス10度より上がらない日が多く、酷い日はマイナス20度くらいまで気温が下がり、もはや最高気温も最低気温もあったものではありません。
これぞまさに、ドイツの冬!です。

今日のドイツの天気予報の言うことには、「明後日には再び温かくなり、気温はマイナス6度にまで上がるでしょう。」このようなドイツ式病的な前向きさは、かえって落ち込むような気がしますね…。

ところで、これだけ寒いから、雪が解ける要素はまるでないように思えるのに、何故かベルリンには雪があまり残りません。たくさん降っても、そしてその後もマイナス気温が続いても、いつの間にか上の写真のようにうっすらと泥と氷の混じった状態で残るくらいです。

その理由は、ベルリン市が街中に雪除けの塩をまいているからで、この塩のお陰で雪は分解されてゆき、積もらないのです。しかも人や動物、車などが、この塩を街の至る所に運ぶため、街中の雪が自然と消滅していくのです。

この塩のお陰で、冬のドイツは靴が傷みやすいので、家に帰るとこまめに靴のお手入れをしなければなりません。特に革は傷みやすいのですが、日本から持ってきたオシャレな靴は、この塩で悉く全滅。我が家で今生き残っているのはドイツで買った頑丈なコーティング付きの革ブーツだけです。

さて、これだけ寒いと、休日にちょっとお出かけ…と思っても、行く場所が限られてしまいます。
ということで、先週末は室内で温かいベルリン市内の水族館に行ってきました。

ドイツの水族館は、以前もこのブログでノルトライン・ヴェストファーレン州のものを紹介しましたが、おしなべて日本ほど高水準とは言えないようです。展示されている魚のほとんどは、アマチュア・アクアリストがちょっとがんばれば家で飼えるものばかり…。でも、展示方法が工夫されていて、その魚の本来の生息環境をできる限り忠実に再現したものが多く、その辺りにドイツらしさを感じます。

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この魚、東ヨーロッパから来た観光客の集団が大喜びで写真を撮っていましたが、実は、日本に住んでいるアマチュア・アクアリストの友人が自宅で飼っていたりします。
でも、外はマイナス20度の北ヨーロッパで、熱帯魚水槽を維持するのは一般人には難しいことかもしれません。

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これが、恐らくこの水族館の目玉の一つとおぼしきサメ君。一人寂しく泳いでいますが、日本のようにだだっ広いサメ水槽で他のサメと一緒に展示されているわけではなく、元々の生息地によく似せて、小さな魚たちと一緒に泳いでいます。

こんなふうに、全ての水槽で「ダイビング中に目にしそうな光景」を再現しているので、同じ水槽に食物連鎖の底辺と頂点が同居しているものが多く、電気ウナギも他の小魚と一緒に水草水槽を泳いでいたし、恐らく小さい魚はある程度食べられるのを前提で入れてあるんだろうと思います。そして、心なしか大型捕食魚以外の魚はどの水槽もみんな若い!…この辺りのテキトーな完璧さに、とてもドイツらしさを感じます。
この展示方法のせいで、見学中、縄張り争いでまさに相手をつつき殺そうとしているアマゾン産のナマズや、イソギンチャクが小魚を捕食する瞬間などを偶然見ることができました(笑)。

それから、これもドイツの水族館の常で、爬虫類・昆虫・両生類といった、要するに早い話が「ゲテモノ」館はやたらと充実していました。

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確かにこちらも、日本のマニアなら自宅で飼っていそうな種が多かったですが、展示数がとにかくハンパないのです。よくもまあ、これだけ集めた!と感心せざるを得ません。

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そして、昆虫館はまさに虫唾が走るような類の生き物が所狭しと展示され、とてもここに写真を載せられないような状態に…。苦手な方にはとてもお勧めできません。

ちょっと具体例を出すと、何十種類もの大型の熱帯産ゴキブリだらけの部屋、巨大なアリの巣を再現した部屋…そしてこの部屋の展示の至る所からアマゾン産の凶暴な兵隊アリが逃げ出していて、肩にポトポト落ちてくる…って、ごめんなさい、もうやめます(笑)。

そんなベルリンの水族館でしたが、動物好きのわたしとクリスは大満足。
特に、魚の展示は、「アマチュア・アクアリストが大金を手にしたら作りそうな水槽」に奇しくもなっているところが、かえって元アマチュア・アクアリストのわたしには面白かったように思います。

テーマ : ドイツ生活
ジャンル : 海外情報

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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