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黄金の十月

ドイツには、Der goldene Oktober(黄金の十月)という言葉があります。
美しく晴れ渡った日に、黄色やオレンジに染まった木々の葉が、まるで黄金のように栄える季節…という意味なのですが、日本の「秋晴れ」や「日本晴れ」とは少しニュアンスが違います。

十月も半ばになると、ドイツでは既に晩秋の雰囲気が漂います。日に日に日照時間が短くなり、朝は7時を過ぎても真っ暗。日中も気温が上がらず、空は一日中どんより曇ったまま。そして冷たい雨が降ったり止んだり、濃霧が立ち込めることもあります。雪と氷の季節が着実に近づいていることを感じる、とても嫌な季節なのです。…でも、そんな季節に、まるで太陽が最後の力を振り絞るようにさんさんと輝く日が続くことがあります。これが、「黄金の十月」なのです。

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ベルリンでは、先週末がちょうどそんな「黄金の十月」でした。
天気予報では、「これが、今年最後の温かい日になるでしょう」とのことでした。

さて、この季節のドイツの行事と言えば、「Oktoberfest(オクトーバーフェスト)」と言われる世界最大級のビール祭りがあります。民族衣装を着て、ひたすらビールを飲んで酔っ払って大騒ぎするバイエルンのお祭りで、一般には「ビールの収穫祭」と言われていますが、元々はバイエルン王の結婚記念日のお祝いだったのだそうです。結婚や夫婦関係を重んじるドイツらしいエピソードだと思います。

本場、バイエルンのミュンヘンで行われるオクトーバーフェストは年々規模が拡大され、世界中から人が集まり、ホテルの予約が取れないほどの盛況だそうですが、近年はベルリンや他の都市でもオクトーバーフェストが開かれるようになっているようです。そして、なんと日本でも、「オクトーバーフェスト」と銘打ったビール祭りが各地で開催されていると聞きました。「ドイツ文化が日本にも受け入れられているなんていいことじゃない!」とわたしが言うと、クリスは「あんなどんちゃん騒ぎがドイツ文化だと思われたら恥ずかしい!」なぁんて言ってましたが(笑)。

テーマ : ドイツ生活
ジャンル : 海外情報

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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