夏の南欧家族流行~ヴェネチアその②

長いお休みを頂いて娘とクリス、そしてダックス犬のグスタフの待つドイツに行ってきました!そして、娘が先回書いてくれたように本を読んでこの目で実際見てみたかったヴェネチアに行ってきました。
「イタリア史」を学びたいとかそんな大層なことではないのです。
この歳になっても知らない事ばかりだから「『人が人らしく暮らす』ということをどんなふうに始めていったのかなと思ったらやはり、「ローマ」からだと思ったので。『ローマ人の物語』を読みながら、吸収力も理解力も衰えた頭に清涼剤を入れるつもりで『海の都の物語 ヴェネチア共和国の一千年』を読み、とてもこの小さな・そしてしたたかに生き延びた素晴らしい共和国に魅かれたのです。
実際に水上タクシーで本土から上陸した時はもう暗く、この写真は帰りのタクシーから撮ったものですが、「本当に干潟を埋めて作ったこの小さな小さな都市国家がよくもピサやジェノバと戦い、勝ち残り。大国トルコと渡り合い、ナポレオン率いるフランス軍に占領されるまで持ちこたえた!」と感慨深い思いでした。

それほどに小さくて美しくて。トルコを相手に互角に、時には連勝する海軍を持つ軍事大国であったなんて信じられない思いです。

そして、私が一人勝手に感慨にふけっている間に、娘とクリスは夜のサンマルコ広場で素敵な時間を過ごしたようですね。そして、縁あって生まれも育ちも勿論見た目も全く違う二人が兄弟となった息子達も、特別にどうと言うわけではないのですが。いい感じに仲が良くて。それも、尚更旅行を楽しくしてくれました。