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味覚の秋

先日母から「日本はまだ30度近い日もある」と聞いてびっくりしました。
ドイツでは、もうすっかり秋景色。日中の気温は15度前後です。

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家の近所も、すっかり秋めいてきました。

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秋はヨーロッパでも味覚の季節です。ヨーロッパの秋の味覚と言えば、森で採れるきのこや、猪・野兎・雉・鹿などの、日本人からするとちょっとエキゾチックな肉類、そして、なんと言っても葡萄、ワインです。
ちなみに、我が家の壁にもこんなに葡萄が…

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これ、年々増えていくというか、たわわになっていくんですよね。ちなみにこの家、大きな邸宅を何世帯かと分けてアパートとして使っているのですが、ベルリン市の重要な建築文化財に指定されているので外装を変えることが法律で禁止されています。そのため、この葡萄もこのままなんです。

この季節、ドイツの市場やスーパーにはたくさんのきのこ類が並びます。ドイツでは、日本ではお目にかからない様々なきのこが一般の食卓に上るのですが、最近は「エキゾチック系」ということで、外国産のきのこも積極的に紹介されています。「Enoki」という名前で売られている「日本産」のきのこもあるんですが…どう見てもなめこ。

先日ドイツの料理番組を見ていたら、有名シェフがエキゾチック食材を調理する、というコーナーで、このEnokiという名のなめこが取り上げられていて、よくわかっていないドイツ人シェフがなんとピザの具に使っていました。試食したゲストの感想は、もちろん「ネバネバしていて気持ち悪い!」そりゃ、そうですよね。なめこのお味噌汁、おいしいのに。

さて、我が家も森のきのこを使ってリゾットを作ってみました。

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相変わらずあまり美味しそうに見えないんですが…。
実は、ご紹介したかったのは、クリスと作った自家製リゾットではなく、一緒に写っているちょっと変わった色のワイン。これ、フェーダーヴァイサー(羽のように白い)という名前の、この時期にしか出回らない特別なワインなんです。何が特別かというと、採れたて・搾りたての葡萄が発酵する直前の状態を瓶に詰め、瓶の蓋を半開きにした状態のままで出荷されるため、この時期にしか飲めないのです。お値段はそれほどでもないのですが、毎年店頭に並ぶとあっという間に消えてしまう、まさに幻のお酒です。

お味の方は、ワインなのにアルコール度数が5パーセントと低めで、絞りたての葡萄のとても甘くてマイルドな風味に弱炭酸の刺激が加わり、絶妙です。わたしが今までに飲んだ中で一番おいしいお酒…と言っても過言ではないかもしれません。

なにしろ時期が限られているし、蓋を半開きにしないと保存できないため、日本に持ち帰るのは至難の業なのですが、一押しのドイツ酒です。

テーマ : ドイツ生活
ジャンル : 海外情報

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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