春の花とアンティーク家具

今年も薔薇の季節になりました!
以前は、日がな一日庭仕事(あの頃はまだ、「ガーデニング」などという言葉も巷に流行ってませんでした)していても飽きないほど庭に手をかけていました。でも、クレマチスのお店を始めて、庭にかける時間も愛情もうんと少なくなってしまいました。

それでも、毎年この白い薔薇はたっぷりと大きな花を咲かせてくれるのです。ありがとう。クレマチスのお店に飾りました

なかなか開かなかった「クレマチス」の花もようやく咲き出しました。「クレマチス」は花の色も大きさも吊る生のものもそうでないものも、種類がとても多いです。私達が園芸店でよく見かける大きくて色の鮮やかな「クレマチス」はヨーロッパ原産の小さくて色が鮮やかな花の種類と大きな花の日本の「カザグルマ」・そして中国原産の「テッセン」をイギリス人がかけ合わせたのだと園芸誌で読んだことがあります。その「カザグルマ」をヨーロッパに持ち帰ったのは、かのシーボルトです。シーボルトは純粋に日本の文化、美しい植物をヨーロッパに伝えたかったらしいのですが、強制送還させられたのでしたか?因みにシーボルトはドイツ人ですよね。
日本にも小さな吊る生の釣鐘状の花を咲かせるテッセンの原種のような種類が関東より北の寒冷地に自生しているそうです。それで「てっせんとクレマチスはどう違うの?」とよ~く聞かれるのですが、シドロモドロでいつもうまく答えられないのです。


張替の生地がなかなか決められず、とても迷って出来上がりが心配だったセティーが素敵になって届きました。タシナリー&シャテル社の刺繍の素敵な生地で張り替えたサロンチェアはとても可愛く魅力的、形が可愛いナーシングチェアもコーラルピンクのモケット地がぴったりでした!
こんな風に今は家具に夢中なので、まだまだ庭仕事に没頭できないのですが、けなげに、逞しく咲いてくれる花達に肥料水を上げてからお店に行きます。
