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夏の再会~スイス→イタリアの旅、ミラノ編

さて、いよいよ最終目的地、10年来の友人が待つミラノです。

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ミラノと言えばこれ、ミラノ大聖堂です。10年ほど前、ドイツ留学中に一時帰国する友人にくっついてミラノを訪れた時、大聖堂は修復工事中で、この勇姿は見られなかった記憶があります。その時、友人の実家に10日間ほど泊めてもらい、友人の家族とも知り合いました。当時のわたしはイタリア語はさっぱりで、友人の両親、お兄さん、お兄さんの彼女、友人の通訳なしでは誰ともまともに会話ができませんでした。にも関わらず、イタリア・ファミリーは本当に親切で、まるで「遠方から来た親戚」のように良くしてもらいました。滞在中、偶然にもわたしの誕生日があったのですが、日本語で「お誕生日おめでとう」と書かれた手作りのケーキを用意して盛大にお祝いしてくれました。彼らは今、どうしているのでしょうか。

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今回、友人とはミラノ大聖堂前で落ち合って、一緒に実家を訪ねることになっています。
ヴィットリオ・エマヌエーレ二世のガッレリア(上の写真)で友人宅へ持っていくケーキを買って、時間になったので大聖堂前へ行くと…そこにはママになった友人の姿が!

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一緒に来てくれた長女のアリアナちゃんは、かわいい茶色の巻き毛といい、悪戯っぽい大きな目といい、若いころのママにそっくりです。
クリスと友人は初対面ですが、すぐに打ち解け、四人で大聖堂の上に登ることに。昔、初めて一緒にミラノに来たときも登ったっけ。

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あの時は秋でした。それから、春にも里帰りする友人にくっついて、再びミラノを訪れました。あれからほぼ10年。いろいろなことがありました。きっとこの街も、大きく変わったことでしょう。

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この景観だけは、変わりませんが。

さて、その後は友人一家との再会です。10年前、くぐったのと同じ、あの大きな円形になったイタリア家屋の門をくぐると…大きな庭にディナーのテーブルを用意して、10年前と変わらず、友人の家族たちが待っていてくれました。

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あの頃と違うのは、友人の二人の子供たちが家族に加わったこと、わたしがクリスと一緒だということ、そして、イタリア語を少し話せるようになったこと。
あれだけ親しく感じていた友人一家と、初めて直接会話をするのはなんだか不思議な気持ちです。友人のマンマは、わたしが10年前に渡した「お土産」のガラスの写真たてにわたしたちの写真を入れて、まだ大切に持っていてくれました。

友人のお兄さんの彼女は10年前から既に何代も「代替わり」していましたが、あの頃空軍将校で絵に描いたような女垂らしのイタリアン・プレイボーイだった彼が、髪の毛も少し薄くなり、白髪も生えて、いい感じのジェントルマンなイタリアンおやじになっていたのには感動しました。

また、10年前、現役の国家公務員でフォルツァ・イタリア党(ベルルスコーニの党)支持者だった友人のお父さんは、今では引退し、孫の面倒をよく見る優しいお祖父ちゃんになっていました。

10年経って、やっと言葉が少しわかるようになったのだから、さぞや積もる話ができるだろう…と思っていたのですが、なんだかいろいろありすぎて、むしろ無言でハグしたり、写真を見せ合ったり、乾杯したり、そんなのばっかりで、語学の出る幕はあまりありませんでした。

わたしのドイツ人の夫に関しては、「やっぱりドイツ人と結婚したか!(ニヤニヤ)」という反応でしたが、ドイツが優勝したサッカーのワールドカップの話で盛り上がり、酔っぱらった友人のお兄さんが「今度はイタリア抜きでとか言うなよ!」と冗談を言ったり、すぐに打ち解けました。

クリスにとっても、イタリア・ファミリーとこれだけ「濃い」交流を持ったのは、とても面白い経験になったようです。

「わたしたちがドイツに行くか、あなたたちがイタリアに来るか、どちらでもいいから、定期的に会えるといいね。」と、友人一家。わたしたち、女子留学生の友情が、10年の月日を経て日・独・伊をまたぐ家族交流となりました。

10年前、どこに根を張るのか、どんな仕事をするのか、誰と人生を分かち合うのか、何一つ分からず、漠然とした不安を抱えながら、その日その日を生きていたあの頃を振り返ると、今の幸せをしみじみと感じます。

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 海外情報

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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