FC2ブログ

「アンティークと暮らす」2

 ずっと親しくしている友人ご夫婦が、去年住まいを新築しました。
リフォームと聞いていたので、「新築するの」と聞かされた時は、「リフォームじゃないの?」と聞き直したくらいです。
結婚後、おしゃれで可愛い家を新築したKさんご夫婦。まさか人生2度目の新築を決意するなんて驚きました。
「もう主人の頭の中では、新築プロジェクトが動きだしているからね」とKさん。
 Kさんのご主人に「新築」を決意させたのはやはり「安心で安全な家を残したい」という思いでした。
「はじめは勿論リフォームのつもりだったんだけど。」「今の家、地盤の工事が思っていたほどなされてなっかたの」とKさん。それで、「スペースダウンしてでも、地盤対策をしっかりして安全な家を建てる。そして納得のいくこだわりの空間を作る。」というのがKさんのご主人の決断でした。

DSC02861s.jpg
上の写真は、今は独立してそれぞれ外で暮らしている二人の娘さんが帰ってきた時に使ってもらうお部屋。帰宅した時にこんな可愛いデスクセットが待っていたら、きっと二人は喜んでくれるでしょうね。

そして御主人の「新築プロジェクト」を強く後押しした理由がもう一つあるというのです。

 以前買って頂き使ってもらっていた家具を少しメンテを兼ねて預かり、新築に合わせて買って頂いた家具と共に新居にお届けしました。その時、御主人がこう言われたのです。
「この家具が似合う家にしたかったんです。」と。「えっ!そんな責任重大な存在になってたんですか」と思わず言ってしまったと思います。
DSC02844s.jpg

コンパクトでお洒落な愛らしいキャビネット。上の写真の奥の家具。
「妹の写真とかお花を飾りたいけど、なにか家具あるかな」と数年前、友人が家具を見に来てくれました。
若くして亡くなった妹さん。おしゃれで、個性的・そして最後までご自分の立ち上げたNPO法人の事を全力で進めていった人。彼女のことはずっと聞いていました。彼女の写真を飾る場所、それならこれくらい個性があって素敵な家具を選んで欲しいと私は思い、友人夫婦も「うん、これはいいね」とふたりで納得して買って頂いたのでした。
その後、妹さんの写真など思い出のものは違う場所に収めたと聞きました。
だから、あの家具はいらなくなってしまったかと思ってもいたのに!
大切に気に入って使って頂いてたんですね。友人が大好きなドームのランプとリュージュ社のオルゴーがずっと昔からの相棒のように収まって載っています。、中には御主人の趣味のミニカーが「厳選されて」並んでいました。

DSC02864s.jpg

この可愛い家具はサイズも雰囲気もあつらえたように玄関のこのスペースにピッタリ!
「アンティーク家具が入るということで、玄関の部材もシューズボックスもコストアップでしたが、ダークな色の無垢材に変更されました」とその日もいらしたハウジングメーカーの方が嬉しそうに声をかけて下さいました。「本当に素敵な空間です。」

DSC02846s.jpg
そして、あと一つ、気になっていたもの。「家のどこかにアンティークのステンドグラスを置きたいんだけど」と友人が買ってくれたステンドです。「床に置いてあちこち持ち運んで置き場所を変えて使いたい」という友達に、「吐き出しの窓はリビングだよね。リビングは家族みんなが歩くでしょ。これつまずきそうで邪魔だよということにもなりかねないから。これは、窓にはめ込んでもらったらどうかな。まだ業者さん来るの。」「うん、直すべきところがあって大工さんが来ててくれる」「あの階段の踊り場の窓はどう?」「はまるといいけど。あそこに入ったら素敵かも。」
DSC02853s.jpg
DSC02854s.jpg
はたして、なんとピッタリ!ステンド枠を切ることを考えていた大工さんも驚くほど偶然にもサイズがぴったりで、階段踊り場の天窓に素敵に収まっていました。
「階段を上がり下りするたびに気持ちが和む」と友人が言っていました。
このステンドやあのご主人が気に入って下さった家具達と、友人の家族がこれから素敵な時を重ねていくのでしょう。

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QRコード