フランス「ナンシー派美術館」

ドイツに到着後三日目に、クリスの運転で、フランスのナンシー地方に行って来ました。ナンシーは、私の好きなエミール・ガレやドーム兄弟、ルイ・マジョレルなどが活躍したところで、フランス北西部のロレーヌ地域圏にある都市です。ドイツダックス犬グスタフ君も一緒です。目指すは、一度は訪れたいと思っていた「ナンシー派美術館」です。

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ドイツ国境を過ぎ、こんなのどかな田園風景を眺めながら、長距離移動に慣れていて、おとなしく隣で丸くなって眠っているグスタフをなでながらナンシーへと向かいます。もっとも、娘たちに言わせると、時折「スンスン」と鼻を鳴らすのは良くないとかで、何度かクリスにグスタフは注意されていましたけれど。写真には写っていませんが、たくさんの牛たちがあちらこちらで放牧されていました。その牛たちのほとんどはこちらではあまり見かけない白い牛です。

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ナンシー市街はこんなところです。

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私たちの予約したホテルの近くの素敵な建物。これ、商工会議所だそうです。

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夕方、「おいしくて、しかも安い!」と評判の良いレストランが近くにあるからと娘たちが予約しておいてくれたレストランに散歩を兼ねて繰り出します。途中、こんな広場を通り抜けます。

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おなか一杯になっての帰路には、赤くライトアップされていて。それもまた素敵でした。

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さて一夜明けていよいよ「ナンシー派美術館」を目指します。ごく普通のアパート?もこんな風にどの建物も窓枠の装飾が、みんな植物のデザインで「アールヌーボー」なんです。

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そしてこれは「マジョレル館」。美術館の途中にあるはずというので、こんな9月の時期のわりにはうんと暑くて日差しの強い中、歩き続けて探しました。暑い日差しに弱いクリスには、ちょっと悪かったかな。写真ではわかりにくいのですが、全館こてこてのアールヌーボーです。

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ステンドグラスも素敵です。雨どいでさえ、植物の茎になってます。こんな家に実際に人が現在でも暮らしていました。二組の家族の表示があります!見学は予約制で土日のみと記されていて、残念ながらできません。こんな家に期間限定で済んでみたいけれど、土日ごとに観光客が押し掛けてくるのはちょっとどうかな。

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ナンシー美術館にようやく着きました。暑い中皆よく歩きました!

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こちらが入り口です。
写真でみるより結構大きな建物です。「フランス美術館事務局の要請でナンシー市がコルバンの所有地を購入すると決めたのは、1950~52年になってであった。」と、ある本に載っていましたが、コルバンとは、この地方の鉱山で財をなした資産家で、美術館は旧コルバン邸が展示場所となっているのです。
「ナンシー派を語る上で決して欠くことのできないこの有名な美術館の所蔵品の中核をなすのはナンシー派の庇護者ジャン・バプティスト・コルバンやシャルル・マッソン夫人(アントワーヌ・コルバンの娘)や、エミール・ガレの長女テレーズの息子ジャン・ブルゴーニュといったナンシー派にきわめて関連の深い人々からの寄贈品である。」と、本には記されています。
そして、そんな方たちが大切に受け継ぎ、惜しげもなく市に寄贈してくれたおかげで、私もこうして、ガレやドームの作品に出合えるというわけです。
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平日にもかかわらず、中々の混雑ぶりでした。

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初めのお部屋が上の写真です。3枚目の写真は何だと思いますか?娘も私もゆりかごかと思っていましたが、プランターボックスだそうです。
続きは次回に。

テーマ : 海外旅行記
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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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