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心惹かれるアンティークの灯

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このミューラー兄弟のテーブルランプは先日、他県のお客様よりご連絡頂き、嫁いで行きました。

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アイアンでリアルに表現された葡萄の実。それを囲むようにアレンジされた葉.。
淡いロゼ色のシェードを支えるアイアンのベースのスッキリとした佇まいが凛としたランプです。
高さも横幅もあり、存在感があったからでしょうか。それともずっとクレマチスの奥のお部屋で、静かに見守っていてくれたからでしょうか。つい、あのコーナーに目をやってしまい
「あっそうだ!あのランプさんもういないんだ。」
と、ちょっと寂しい気持ちになったりしています。

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そして昨日、友人からラインが来ました。
「あのランプ、買う決心がついたの。すぐに行けないけど、お取り置きできるかな?」
暫く前から
「このランプをうちにお招きしたいな。しっかり使いたい場所があるんだけど。」
と言っていた彼女。
ずっとお仕事をして、他にも色々な活動をしてとても忙しいはずなのに、いつもおっとりと柔らかな雰囲気を漂わせた人です。

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「素敵な雰囲気を楽しみたいし、灯としての機能も期待したい」
という彼女のお眼鏡にかなったのがこのミューラーのランプでした。
まっすぐに伸びた真鍮のベースとオレンジとブルーのはっきりしたグラデーションのシェード。真鍮のベースは好きな角度に留まります。手元を明るく照らしてくれる機能を期待する彼女の希望にも叶っていました。

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 アンティークランプは、そのほとんどは1930年代にはその工房を閉じてしまっています。製造されていた期間は短いのですが、その色合いや形・ベースのデザインなど多種多様です。ガラスシェードは型を壊して取り出す製造方法ですから、その一つずつが唯一無二の物です。
ですが、アンティークのランプに私たちが惹かれるのは、製造方法とか一つずつが唯一無二だとか、そういうことではなく、やはりその優しい柔らかな色をたたえた灯が、私たちの心を捉えるからではないでしょうか。

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忙しく慌ただしい毎日の中でも、柔らかな優しい灯をともして、ぼんやりとその灯を眺めるひとときを大切にしたいと思います。


 
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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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