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薔薇の庭

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 この薔薇が咲き誇る素敵な庭は、実家近くの知人のお庭です。

実は今日、実家の母を我が家の庭に招待したのです。勿論我が家の庭ではこんなに華やかに薔薇が咲いているわけではありませんが、それでも大きく育った庭木の下、木漏れ陽の中でお茶を一緒できたら楽しいのでは?と誘ってみました。
その時の事は次回に少し書かせて頂きます。

母をもう一度自宅に送り、車の座席を直している時にその知人が通り過ぎていかれて、つい声をかけてしまったのです。
「しまった」
と思いました。こんな時期ですから。でも知人は
「まあ、久しぶり。帰りに家の庭に寄って!薔薇が咲いて切らなくちゃいけないから。持って行ってね。」
と、嬉しそうに
「ポストにハガキを出してすぐに帰るから。」と。

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その人は初め母の知人でした。義理のお父様から受け継いだ庭の薔薇を丹精込めて手をかけて、毎年薔薇が咲くと
「薔薇を切らなくちゃいけないから、来て頂ける?」と、大きく育てた花達を惜しげもなく切って下さってました。
コロナウイルスが大変な日々がこんなに長く続いて、久しぶりにお見かけして、つい声をかけてしまったのです。

最近目の手術をされたことなども聞いていました。
勿論マスクはしていますが、お互い、あまり話さずに、私は写真を撮らせて頂き、知人は薔薇を切り、
「その新聞で包んでいってね。」と。

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「それではね。」
「ありがとうございます。」
コロナウイルスの事が気がかりで、お話もせずにそれだけですが、車を出してふと後ろを見るとずっと立って見送っていらして・・・。

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部屋に飾りました。
わたくしは、こんな風に、誰かに「温かいもの」を渡せる事ができるだろうか。出来ているだろうか。そんなことを思った日でした。

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クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)

Author:クレマチ店主(母)/アコ(娘)+クリス(娘婿)
はじめまして!
アンティークショップ「クレマチス」(http://antique-clematis.sakura.ne.jp)店主の娘、アコです。

日本の古いものは大切に、でも、新しいもの・異質なものも寛容に受け入れる…そんな母の元、小さいころから日本舞踊を習い、現「クレマチス」店舗である祖母の古い日本家屋で、着物や日本の古いものにたくさん触れる一方、ピアノや外国語を習わせてもらったり、父の趣味であるクラッシック音楽や西洋美術を身近に触れる日々を送ってきました。

そんな両親の教育が功を奏し…いや、仇となり(?)、実生活にはあまり役に立たない比較文化分野で大学に居残り、これまたあまり役に立たないドイツ語だけペラペラに。おまけに語学を通して若くてイケメンな(笑)ドイツ人の夫と出会ってしまい、海外に嫁ぐという親不孝っぷり。

そんな娘を、ずっと温かく見守ってくれていた母。そんな母が、「古いものを大切にする喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたい」という純粋な気持ちで、亡き祖母の家で始めた小さなアンティークショップ。元々、ずっと苦楽を共にした姑である祖母の家を、大好きなアンティークに囲まれた素敵な空間にしたい…という素朴な思いから始めたこのお店が、あれよあれよという間にいろいろなご縁を引き寄せて、母はいつの間にか、昔夢見たアンティークショップの店主になってました。

「古き良きものに洋の東西はない。和と洋は、互いを引き立て合う良きパートナーになれる!」…母が「クレマチス」で体現している価値観は、わたしたち夫婦のモットーでもあります。

このブログでは、そんな母と二人三脚で、「クレマチス」のお店の情報と併せてドイツの生活・風物について少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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